夏バテと熱中症。おすすめの3つのケア
こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
いよいよ暑くなってきた、夏真っ盛りの今日この頃。
先日の「熱中症の正しい基礎知識」に続き、今回も熱中症、くわえて夏バテ対策についてお話していきます。
前回もお伝えしましたが、普段の体調も熱中症のリスクに関係があります。
つまり、
「ん~?何だか最近体がだるいぞ。疲れやすいぞ?」
という、軽い不調のうちから対処しておくことが大切なわけなのです。
今年の夏は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でどうしても家にこもりがち、しかもマスク着用で体は確実に疲れやすくなっています。
ですが、今日の3つのケアを続けてもらえれば、体調もグンと良くなり夏バテ・熱中症の予防に役立ちます。
ぜひ最後までご覧いただき、この夏活用してみてください。
おススメ① ぬるいお風呂でゆっくり温もる
暑い夏の時期はどうしてもシャワーだけになりがちですよね。
ですが、
冷房の寒さと外気温の暑さの寒暖差から今は自律神経(体の働きを調節する神経)が乱れやすいので、やはりお風呂にゆっくりとつかって疲労をとっておいたほうが良いのです。
そして、実は同じ入浴でも「熱いお風呂」と「ぬるいお風呂」では体への作用がまったく違います。
簡単に言えば、
■ 熱いお風呂 = アクセル。交感神経が刺激され、血圧・心拍が上昇します。
■ ぬるいお風呂 = ブレーキ。副交感神経が刺激され、リラックスして疲れが取れやすくなる。
という作用の違いがあります。
定期的に38~39°程度のぬるいお湯にゆっくりとつかり、夏の疲れた体をリラックスさせてあげましょう。
おススメ② 夏バテ予防に効果的な「ツボ」
東洋医学的には、夏は「湿邪:しつじゃ」といって湿気が体にたまり過ぎて体調を崩しやすくなると考えられており、その湿邪は特に胃腸に入り込み、悪さをします。
また、そもそもとして夏バテは自律神経の乱れが原因であること多く、その点、鍼やお灸は自律神経にダイレクトに作用させることができるのです。
※下のリンクは鍼灸の効果の論文です。専門的になりますがご興味のある方はどうぞ
自律神経を整え、胃腸を元気にし、体から湿気をとってくれる2つのツボをご紹介します。
その名も「豊隆:ほうりゅう」と「中脘:ちゅうかん」
このツボに、一番良いのはお灸をすることなのですが、今回はお手軽に「ドライヤー灸」をご紹介します。
ドライヤーを「弱」の温風にセットしてツボ(肌直接)から20㎝ほど離して、温風を当てます。少しすると「我慢できないほどじゃないけど、ちょっと熱いな」という感じになるので、そうなったら次のツボに同じ要領で温風を当てます。どこから始めても良いですが、例えば右の豊隆→左の豊隆→中脘というように、これをグルグルと3~4回続ければ完了です。※くれぐれも低温やけどには気をつけて、無理のない範囲で行ってください。
おススメ③ お手軽「熱中症対策ドリンク」
・梅干麦茶
必要なもの: 麦茶1パック 梅干し1個
① 麦茶パックにお湯をかけ1分蒸らします。お湯はパックがひたる程度。中の粒が膨らむのに必要な量だけで結構です。② 麦茶パックと梅干を水1リットルに入れて1時間おいたら、もう完成です。
・はちみつレモン水
必要なもの:500mlペットボトル(水も)1本・塩 0.75ℊ・はちみつ 大さじ1・レモン汁 小さじ1
ペットボトルにすべての材料を入れて振ればできあがり。超簡単です。 (塩の量は普段の生活用。運動用の場合は1.5gにしてください)
どちらもお手軽に作れますので、ぜひ熱中症対策に活用してください。
いかかでしたでしょうか?
ぜひ取り組んでいただき、この夏を無事に乗り切ってください。
それでも万が一、体調がすっきりしないという時は「はり」「お灸」がとても良く効きます。
お困りでしたらいつでもご相談ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)