あなたのその不調、ひょっとしたら「寒暖差」が原因かも?
寒い!
一昨日までの暖かさは何だったのかと言うくらい今日は朝から冷えこんでいます。
おまけに風も強いので、こんな日は外出がおっくうですよね。
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
・疲れやすい。疲れが取れにくい
・ぐっすり眠れず朝スッキリしない
・肩こりや頭痛がひどくなった
もし、あなたが最近そう感じているなら、もしかしたら原因は「寒暖差」かもしれません。
冒頭のように、これだけ寒暖の差が激しいと当然ながら体にはストレスがかかります。
今年は特にその影響が強く出おり、患者さんの中には体調を崩してしまうかたが少なくありません。
それもそのはず。
一般に短いスパンでの気温の変化が「5~7℃以上」だと体に負担がかかるとされていますが、最近はその差が10℃以上というのがザラにあります。
さらに言えば、昨年からのコロナ禍で屋内滞在時間が増え「寒暖差への耐性が低くなってしまっている」というベースもあるのです。
そこでこの度は、寒暖差が原因の不調とそれを解消するケアについて、2回に分けてお話していきます。
もしあなたが「気温の変化と体調の浮き沈み」に思い当たるのであれば、ぜひ最後までご覧いただきお役立てください。
最近話題の「寒暖差疲労」って?
昨年あたりからTVや雑誌で特集が組まれている「寒暖差疲労」。
病名のような医学的に定着した名称ではないのですが、簡単に説明すると大きくなる気温の寒暖差に体がおいつかなくなり色々な不調につながってしまうことを指してます。
まず、ひとの体で体温を調節してくれているのは自律神経です。
体のありとあらゆる働きをコントロールしてくれている自律神経は、寒い時は血管を縮めて体温を逃さないようにしたり、逆に暑い時は発汗をうながして体の熱を逃すようにしてくれています。
当然ながらその自律神経が働くのにはエネルギーが必要で、暖かかったり寒かったりで疲れてしまった自律神経が体調不良の引き金になってしまうのです。
※体温調節のメカニズムはさまざまです。放熱(体温を下げる)については蒸発性と非蒸発性、産熱(体温を上げる)もふるえ熱産生・非ふるえ熱産生など、その他にもありますが、すべてを説明するととても長くなるのでここは割愛します。
あなたはいくつ当てはまる?寒暖差疲労チェック
寒暖差疲労の代表的な症状は
・だるさ・肩こりやめまい・冷え
・食欲不振・睡眠障害 など
とされていますが、
じっさいのところ自律神経にかかわる不調は千差万別で個人差があります。下のチェック項目を参考にしてみてください。
上の項目で当てはまるものが多ければ多いほど寒暖差疲労である可能性が高くなるというわけです。
まずは冷え対策と十分な睡眠を
さて、あなたはいくつ当てはまったでしょうか?
チェック項目を見てもらえばお分かりのように、寒暖差疲労は代謝が低く冷えやすいかたに多い傾向となっています。
ですので、寒暖差疲労の可能性があるのならまずは冷え対策、そして自律神経がかかわるため十分な睡眠時間を確保することが大切です。
ややぬるめのお風呂にゆっくりとつかれば疲労回復効果があり、入浴のタイミングを就寝の1時間くらい前にしてもらえるとスムーズな入眠となりやすいです。
冷えは万病の元。また、ひとの三大欲求(食欲・性欲・睡眠欲)の中で一番強いのが睡眠となっています。
お体のどんな不調に対しても、早期改善にはこの2つが大前提となりますので、ぜひその点をふまえた上で次回ご紹介するケアに取り組んでください。
まとめ
・近年の気温の変動とコロナ禍の影響で寒暖差のストレスが多くなっている
・昨年からはそれが「寒暖差疲労」につながると話題に
・基本の対処はまずは冷え対策、そして十分な睡眠時間を
いかがでしたでしょうか?
今回は寒暖差がおよぼす体へのストレスと基本的な対処法をお話ししました。
次回はより具体的なケア方法をご紹介していきます。
ぜひ次回のブログもご覧いただき、寒暖差への耐性を上げて季節の変わり目に負けない体づくりをしていただければと思います。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)