春の「のぼせ」の対処法。効果的なツボ4選



ようやく6府県の緊急事態宣言が解除されましたね。

ワクチン接種がはじまったとはいえまだまだ油断は禁物、一日でも早くおだやかな生活にもどることを願うばかりです。



こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。


早いものでもう3月ですね。日によっては春を思わせる暖かな陽気が少しずつでてきています。



ですが、こんな季節の変わり目はというか、こんな時期だからこそ


「あ~、まただ。頭が熱くてフワ~とする」

「春先にはいつもフラフラすることが増える」


といったいわゆる「のぼせ」の症状でお困りのかたが少なからずでてきます。



季節の変わり目になると顔や頭が熱くなってボ~っとする


この度はそんな、特に女性のかたに多い「のぼせ」に対して効果的なツボを動画でご紹介していきます。


のぼせはただそれだけで生活に支障がでるということは稀ですが、ひんぱんに起こると何となくメンタルも沈みやすくなり、今日やるべきことも明日明後日とズルズルと先延ばしになってしまいがちです。



また、あとでお話しますがのぼせがでやすい女性は首から肩など上半身のお悩みをもっていることがとても多いです。


「肩こり」「首こり」「めまい」「耳鳴り」など…。時にこれらの症状はのぼせへの対処で改善してくることもあるのです。



ぜひ最後までご覧いただき、その不快なのぼせの解消にお役立てください。

なぜ春はのぼせるの?その原因



一般に「のぼせ」や「冷えのぼせ」、「ホットフラッシュ」などはいわゆる更年期障害のようなホルモンの影響や自律神経が関係しているとされています。


しかしこれらははっきりと数値化ができないことも多い不調ですので、そんな時には東洋医学のアプローチが役立つことが多いです。じっさいお灸や鍼、ツボ(経穴)はこの分野のお悩みによく効きます。



「のぼせ」の原因。東洋医学での観点


東洋医学ではひとの体は「頭寒足熱:ずかんそくねつ」が理想的であると言われています。要するに頭や胴体など体の中心に熱がこもることなく、手足の末端に体温がいきわたっている状態のことです。


しかしこれからの春の時期には、植物が「上へ」「上へ」と育っていくようにエネルギー、つまり熱が上昇しやすくなります。



また春と言っても日によっては寒い時がまだまだあります。


この熱の上昇と冷えが原因で手足の血液(体温)が頭にこもりやすくなり、結果のぼせの症状が起こりやすくなるのです。

そのような状態を東洋医学では「上実下虚:じょうじつかきょ」、つまり上が働きすぎて下が弱っているものととらえています。



ここまでの流れで何となくお分かりだと思いますが、


要するに「のぼせ」は冷え性をもっている女性がなりやすいということです。

そして上が働きすぎるとそこに緊張が生まれますので首こりや肩こりも多くなってしまうという訳です。


さらに言えば、ストレス社会である現代では人間関係にパソコン・スマートフォンなど頭に負担がかかることばかりです。(ストレスと視覚の処理は脳にとって重労働です)


おまけに昨年からのコロナ騒動も相まってデスクワークが多く運動不足になりがちなので手足の血流の流れも良くない…。


今の時期は世の女性にのぼせが蔓延してもおかしくない状況なのです。

のぼせ解消に役立つツボ4選



あなたにして欲しいこと


では一体どうすればよいのでしょうか?


「頭が熱いのならアイスノンか何かで冷やせば良いんじゃないの?」


もちろんそれも正解です。


ただ、東洋医学の考え方はちょっと違い、お灸や鍼の理屈では上に昇りすぎた熱を下にもってくるように対処をします。


ですので「頭」の症状なのにもかかわらず、下腹部や足のツボを刺激するのです。

あと、必要なら頭から直接「熱を発散」させる処置をしていきます。



それではここから先は動画でお話します。



本日ご紹介するツボは「太衝:たいしょう」「関元:かんげん」「合谷:ごうこく」「百会:ひゃくえ」の4つです。



ぜひ、下の動画を最後までご覧ください。

過去の動画になります。ツボの説明は2分10秒あたりから






まとめ 

・のぼせの原因は「上実下虚」

・解消するには体の熱を末端に下げたり発散させる

・そのために効果的なツボを普段から刺激しましょう



いかがでしたでしょうか?



今日ご紹介したツボの中で少しでもあなたの「のぼせ」が軽くなるものがあれば根気よく続けてみてください。


万が一どれも効果が感じられないという場合は、それはあなたののぼせのタイプに今回のツボが合っていないのかもしれません。


そんな時は私がじっさいにあなたのお体を観察し、あなたのお体で「本当に刺激が必要な場所」をしっかりと突き止めていきます。



お困りでしたらいつでもLINEかお電話でご相談ください。



(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)