ゴルフ腰痛、パート①ゴルフ後の右側の腰痛でお悩みだった患者さん。

ゴルフによる腰の痛みや慢性腰痛のイメージ画像。ゴルフスイングをしている男性の腰の矢印があり、ゴルフでの腰痛のイメージを伝えている画像。


「ゴルフの練習をすると右側の腰がツラくなる」



先日、久かたぶりに来院された男性患者さんからこのようなご相談がありました。



昨年からのコロナ禍、長らく続く自粛ムードにはもう、うんざり…


もちろん油断は禁物ですが気候もだんだんと良くなってきました。感染症リスクの少ない野外のレジャーであれば、そろそろ楽しみたくもなりますよね。



この度はゴルフによる腰痛を解消された患者さんのお話し、そしてゴルフでの腰痛によく見られる「意外な痛みの原因」とセルフケアを2回シリーズでご紹介していきます。



こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。



変異株の影響か新型コロナウィルスの感染者数が再度急増、ここまでネガティブな状況が続くとさすがにストレスが溜まってきますよね。


じっさい筑波大学が実施した「新型コロナウイルス感染症に関するメンタルヘルス調査」でも、実に8割のかたがコロナ禍でのストレスを感じていると回答しています。


※この画像は筑波大学のウェブサイトから引用しています。


今は国民ひとり一人が自覚をもって耐え忍ぶ時。もちろんそれに異論はありませんが、ヒステリックになりあらゆる活動をストップしてしまってはデメリットもたくさん出てきます。



まだしばらく続くであろうコロナ禍、それをできるだけ健康に過ごすためにも、


感染症対策をクリアした上でなら、リフレッシュする機会はそれぞれにあった方が良いと私は考えています。(ましてや今回お話するようなゴルフの打ちっ放し・練習場であれば外気に解放されており、かつ密になることも皆無なので)


※もちろん常識的な範囲で、です。重症化のリスクが高いかたはやはり最大限注意すべきですし、今後の状況によっては臨機応変に対応を変えるべきだと思っています。



そんな状況の中、自粛生活の運動不足からか趣味・レジャーを再開したものの腰やひざが痛くなってしまったという患者さんが一定数でてきました。



今回の患者さんが正にそうで、せっかく楽しみにしていた久々のゴルフでも腰痛の不安があるとプレーを満喫できないですよね。



「ゴルフのレッスン後は腰がツラい。しばらくしたら元に戻るけど、悪化してこないか内心不安だ」



おそらくそういったかたは、ここ神戸市垂水区だけでもかなり沢山おられるはずだと思います。


もし、今これを読まれているあなたが思い当たるなら、今後も大好きなゴルフを楽しめるように今回のシリーズをぜひお役立てください。

ゴルフ後の腰痛でお悩みだった50代男性の患者さん



今回ご紹介する50代男性のNさんは、何か不調があるたびに当院を頼りにしてくれています。


去年、春頃からのコロナ禍でしばらくは大好きなゴルフの練習をお休みしていたそうです。


ですが、あまりに長い自粛生活からだんだんと運動不足が気になりはじめ、コースへ出るのはともかく自宅や打ちっ放しでゴルフ・スイングの練習を再開されました。


「広く解放された練習場はやっぱり気持ちええな」


久々の開放感でしばらくは楽しんでいたのですが、2ヶ月ほど前からゴルフの練習後に右側の腰のあたりに違和感があることに気付きます。



最初は久しぶりの練習だしその内に治るだろうと思っていたものの、1ヶ月前ほどからその違和感がだんだんと痛みへと変わってきました。


さらに2週間前からは、ゴルフの練習後だけだったその痛みが日常生活にも支障をきたすようになってきたのです。



朝起きた時の右側の腰痛・朝の洗顔もツラい

・靴下を履く動作や、長時間の運転はツラい

・ただ、動きはじめると割と動けている



それまでは湿布でしのいでいたNさんも、さすがにコレはまずいかなと当院へご相談いただいたという次第です。

ゴルフ腰痛への整体治療



お話をしっかり伺った後、さっそくNさんのお体の状態を確認していきます。


すると右側の腰痛は、同じく右側の骨盤の関節にあたる場所でした。軽く押さえると「あ!先生、そこやわ」というご本人の反応もあります。


次にお体全体のバランスを観察していきます。


痛むポイントをしっかり見極めることも大切ですが、なぜNさんの腰痛は左側ではなく右側に出てしっまたのか、それを全体のバランスから観察して判断していくのです。


座った状態や立った状態、その他にも無理のない範囲で体をじっさいに動かしてもらいながアンバランスになっている場所を判断していき、


結果、右側の腰よりはむしろ背中や右側の股関節が動きが硬くなっていることが分かりました。(つまり、それが原因で右側の腰へ負担が集中していた)



その全体のアンバランスを整体治療で一つひとつ整えていった所、3回の通院でNさんの日常の不調はほとんど解消され、5回目にはゴルフの練習後も快調だと喜んでもらえたのです。


今は「先生、やっぱり体のメンテは大事やな〜」ということで月に1回ほど通院くださっています。

あなたのゴルフ腰痛の原因。それ「股関節」かも



さて、Nさんのゴルフの腰痛はめでたく解消されたわけですが、


先ほどお話した「股関節」の硬さ、実はこれゴルフ腰痛の原因としてはとても多く見られるものなのです。



ゴルフに取り組んでおられる皆さんなら


ゴルフ・スイングは股関節の動き、使い方が重要



おそらくかなりのかたがその事をご存知だと思います。



ただ、その股関節がゴルフ腰痛にまで関わっているというのは、一般にあまり知られていないのかなと思います。


そこで次回の【ゴルフ腰痛パート②】では、ゴルフ腰痛の解消・予防に効果的な股関節のセルフ・ケアをご紹介いたします。



今これを読まれているあなたがこの先もずっとゴルフを楽しめるように、ぜひパート②もご覧いただきお役立てください。




最後に


もしも、今まさにゴルフ腰痛で困っている、早く何とかしたいということであればいつでもご相談ください。


当院は完全予約制となっておりますのでご希望の日時が取れなかったとならないよう、お早めにご連絡いただけると幸いです。




ゴルフ腰痛編パート②は下のリンクからご覧ください。





(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)