立ちっぱなし腰痛の原因は反り腰?30代女性のお話




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。



今回のブログを書いている今日はGW最終日。皆さん連休中はいかがお過ごしでしたでしょうか?


私は丸二日使って自宅の棚を3つ、DIYしていました。たまには工作も楽しいですね。ただ、三男がどうしても手伝いたかったようで余計に時間がかかってしまいました 笑





さて、今回は長時間立っているとでてきてしまう腰痛、いわゆる「立ちっぱなし腰痛」を解消された患者さんのお話をご紹介いたします。



一言で腰痛とひとくくりにしてみても、どんな状況やタイミングで腰に痛みがでるのかはひとによって全く違います。


そんな千差万別の腰痛の中で比較的多いシチュエーション、その一つがこの立ちっぱなし腰痛ではないでしょうか。


じっさい当院でも年に数人は同じタイプの腰痛の患者さんからご相談があり、だいたいのケースで慢性傾向、長い間お悩みだったというかたが目立ちます。



ですので、もしあなたも立ちっぱなし腰痛でお困りでしたら今日のブログをぜひ最後までご覧いただき


「私の腰も楽になるのかも」


少しでもそう希望をもってもらえれば幸いです。


電車通勤の立ちっぱなし腰痛でお悩みだった30代女性



ご家族のご紹介で来院された30代女性のKさん、電車通勤中の腰痛でお悩みでした。



腰の痛みを感じ始めたのは今から3年ほど前。


当時は疲労がたまると腰がツラくなるものの、2日もすれば元に戻るのでそれほど気にされていなかったそうです。


ですが、この1年ほどは腰痛のでる回数が徐々に増えてきており、そうこうしている間に電車での通勤中に腰が痛むようになってしまいました。



朝の通勤ラッシュ、運よく座れることはほとんどなく、しかもKさんの職場は遠いので1時間も電車の中で立ちっぱなしです。


2週間くらいが経過し、自然に治っていくのは無理そうだと思ったKさんは職場近くの整骨院に通い始めます。若い先生がたくさんいて明るい雰囲気、電気とマッサージで直後は楽になり満足感もありました。



ただ、やっぱり朝の通勤中はまた腰が痛い。


それを何度か繰り返している時に、当院へ通院されていたお母さんから「一回、岡田センセイのところ行っといで」とご紹介いただいた訳です。


立ちっぱなし腰痛は反り腰から?ご本人も気になっていた



毎日長時間の電車通勤をこなす皆さん、人混みが苦手(休日は街より海・山派です)な私としてはホントに尊敬します。


一度、修業時代に1時間半かけて通勤していましたがボロボロになりましたから 笑




さて、そんなただでさえストレスの多い通勤ラッシュで腰痛があったKさん。


意外なことに、


問診中のお話しされているそのご様子は、背筋がピンと伸びていて一見すると腰痛持ちとは思えないほど姿勢が良い状態です。



そこで、じっさいに立っている姿を確認させてもらうと今度はいくつかお体のゆがみが見つかり、その中でも特に「腰の反り方」に目が止まりました。



いわゆる「反り腰」の典型的な状態になっており、ご本人にお聞きしても「そうなんです。私もそこがずっと気になっていたんです」と違和感を自覚されているとのこと。


「反り腰」とは文字通り腰の本来のカーブが反り過ぎた状態のことを指します。ひとの背骨は横から見ると、首が前、背中は後ろ、腰は前とS字状のカーブとなっています。その腰の前のカーブがきつ過ぎる姿勢になっているのが反り腰なのです。



どうもKさんの立ちっぱなし腰痛はこの反り腰がキーとなっていそうです。



ただ、座っている時よりも「立っている状態」の方がゆがみが強かったことを考えると、単に腰の反りを治療するのではなく、足腰全体から整える必要があります。





事実、色々とお体の検査をしたところKさんのお体のゆがみは下半身に集中していました。



初回は足腰が中心の治療、そしてそれがすぐに崩れないよう「バランスが整う立ち方」をアドバイスさせていただきます。


治療後は「あ。腰の違和感が半分くらいになってる」と、Kさんもお体の変化を感じてもらえたようで、立ち方についても熱心にお聞きされていました。


立ちっぱなし腰痛から解消され、姿勢もキレイに



結果的にはKさんの立ちっぱなし腰痛は5回の治療で解消していきました。


ただ、立ちっぱなし腰痛の場合は「この動作で腰が痛い」という、いわゆる動作時の腰痛と違って、時間経過(立っている時間)がかかわってきます。


また、Kさんは3年も前から腰痛を感じておられたわけですから、今後も良い状態をキープできるよう月に1回ほど、お仕事の合間をぬって通院いただいています。



先日も「あの腰痛は何だったんだろうってくらい、最近はもうほとんど忘れてます」と笑顔でお話くださりました。



また、腰痛がなくなったのはもちろんのこと、


前から気になっていた「立ち姿勢」がご自身が思い描いていたキレイなラインになれたと喜んでもらえました。


最近ではどんどんお体のケアに積極的になっておられ、トレーニングやストレッチを質問される雰囲気がイキイキしていてこちらまで楽しくなります(^^)





いかがでしたでしょうか?




今日のお話で出てきた「反り腰」、もしかしたら今これを読まれたあなたも気になっているかも知れません。


そこで、せっかくですから次回からは「反り腰の簡単チェック方法」「自宅でできる効果的な解消法」をご紹介いたします。


ぜひ次回のブログもお時間がある時に下のリンクからご覧ください。





今回、Kさんのお悩みを早期解消できたポイントは「じっさいに立っている状態」でお体のゆがみやアンバランスが見つかったこと。


実は、どう治療するのか?よりも、どうお体を「観たてるのか?」の方がとても大切なのです。


私が修行時代から現在にいたるまで、勉強させていただいている素晴らしい治療家の先生方は皆さん常々そのことをおっしゃられます。



ですので、もしあなたも立ちっぱなし腰痛でお悩みで、たとえそれが長引いていたとしてもまずはご安心ください。


あなたが気付かないような小さなものかも知れませんが、あなたのお体にはちゃんと腰痛改善のヒントが隠れています。


当院でそれを一つひとつ見つけ出して、立ちっぱなし腰痛の早期解消をしっかりサポートいたしますので、


お悩みでしたらお早めにご相談ください。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)

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