介護士さん腰痛解消シリーズ③正しいコルセットの使い方
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こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の院長の岡田です。
さて、前回に引き続き「介護士さん腰痛解消シリーズ」今回はパート③、
コルセットの正しい使い方
についてお話していきます。
当院にも腰痛でお悩みの介護士さん、本当にたくさんご来院されます。
大変なお仕事ですが皆さんやりがいを感じておられ、ずっと続けていきたい、あるいは腰痛で他の同僚に迷惑をかけたくない、など本当に真面目で優しいかたが多い印象があります。
そんな方々に今日のブログ・動画がほんの少しでもお役に立てば嬉しく思います。
※その他の介護士さん腰痛シリーズは下のリンクからご覧ください。
https://okada-hari-seikotsu43.com/?cat=203
介護職の腰痛。気になるコルセット
ある統計では「介護職の6割前後に腰痛を感じている人がいる」というデータすらある、介護士さんの腰のお悩み…
そんな腰痛でお悩みの皆さんからよくご質問をいただくのが、今日の「コルセット」についてです。
普段からコルセットを使用してるけど、このままずっと頼り続けてていいの?
あるいは、
まだ使っていないけど、着けるべき?着けないべき?
と、このようなご相談をいただくわけです。
腰痛へのコルセット。正しい使い方
まずは結論から
もし、あなたがコルセットを着けて腰痛が軽くなったと感じるのであれば、コルセットは着けていても大丈夫です。
ただし、
コルセットに頼り過ぎる、依存してしまうということには注意しましょう。
患者さんからよくお聞きするのは、コルセット着けると癖になるというか腰のまわりの筋力が落ちて、ずっとコルセットが必要になるのではないか、
あるいは悪影響があるんではないのか、という心配です。
じっさい、コルセットを必要以上に着けてしまうと筋力が低下するというデータは一部あるようです。
ただ、コルセットをどの程度、どれくらいの期間着けていると筋力が落ちてくるのかは、まだはっきりと分かっていないのが現状なのです。
腰痛でもコルセットに頼りすぎない。その目安は?
ですので、確かに頼り過ぎはよくないのですが、できるだけコルセットをつけてる時間を短くするー
じゃあ、その着けるタイミングはいつなのかというと、まずはお仕事している最中。
やはり介護職は腰に負担がかかることが多いので、お仕事中だけコルセットを補助的に使い、それ以外はできるだけ外してもらう、
このようにすれば、極端に、すぐ筋力が落ちるっていうことは考えにくいので安心です。
ただ、介護職の腰痛といっても色々なパターンがあります。
例えば、普段は腰痛がほとんどないけど、1年間に1回から2回、たまにバーンと痛みがでる。
そういうケースでは、ツラくなった時だけ1〜2週間、集中的にコルセットを使い、腰の痛みが楽になるにしたがって外していく、このようにすればいいでしょう。
逆に、ずーっと頻繁に腰痛を感じているという場合なら、先ほどのようにお仕事中だけコルセットを使う、
あるいは、可能ならその日のお仕事の内容によって使用を考える、今日は腰に負担がかかる作業が少ないな、という時だけ外してみる…
このように工夫していけば、コルセットの頼り過ぎに対する不安も解消されていくと思います。
そして、あと一つ、コルセットで皆さんにご相談いただくのが、
「コルセットがずれてくる」ということです。
やはり介護職では女性の方が圧倒的に多いわけで、男性よりも腰のくびれがある分、動いているうちにコルセットが上にズレてしまう、という人が多いのです。
そういう場合でも、最近では良い物がありまして、下のURLのようにスパッツにベルト、コルセットが縫いこんである物があります。
https://buyee.jp/item/yahoo/shopping/attaraene_148?lang=ja
このタイプだと、ほとんどずれることはないということで、愛用されてる患者さんもおられます。
どうしても完全にはコルセットを手放せない、その上でコルセットのズレが気になっている、ということであれば探されてみてはいかがでしょうか。
※ただし、着けやすいからという理由だけで長期的に使い続けるのは控えましょう。
以上、
今回は介護職で腰痛でお悩みの方に向けて「コルセットの正しい使い方」をお話しさせていただきました。
ただ、
万が一コルセットをずっと着けていても腰痛が強い、痛みがひどくなってくるっていう場合は、やはり早めに治療が必要なケースもあります。
そんな時は、
もしあなたが近隣で「あそこ良いな」という信頼できる治療院がありましたら、そちらでしっかり治療していただく、あるいは当院のお近くにお住まいでしたらいつでもご相談ください。
忙しくて時間が取れない、そんなこともあるかと思いますが、できるだけツラい状態を放置しないようご自愛いただけますと幸いです。
↓今回の内容を動画にしたものです↓
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)