デスクワークで取れない疲れ。3つの解消法
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。
前回のブログ「頑固な肩こりと疲労感が整体治療で解消。40代の女性」の最後でもお伝えしていましたが、
せっかくですのでこの度は「デスクワークによる疲れを解消する方法」を3つ、ご紹介いたします。(前回のブログをまだご覧になっていないかたは下のリンクからどうぞ)
https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=3726
「なんだかこの所いくら寝ても疲れが取れない」
コロナ禍以降そのようなかたが本当に増えてきており、特にお仕事がデスクワークの女性がダントツに多いです。
新型コロナウイルスの第三波や第四波、3度目の緊急事態宣言も延長になってしまったことで、お仕事の予定変更に振り回されているかたが沢山おられることでしょう。
もし、あなたがデスクワークの疲れがなかなか取れないということでしたら、今日の記事をぜひ最後までご覧いただきお役立てください。
デスクワークの疲れが取れない、その原因
まずは改めて「デスクワークの疲れの原因」をご説明しておきます。
厳密に言えばデスクワークによる疲れのメカニズムはそれなりに複雑で、ひとによって千差万別なのですが、
ココでは主な原因として2つ、取り上げていきます。
原因1、血流が悪くなる
当たり前のことですが私たち人間はヒト科の「動物」、つまり本来は動くことが前提の生き物です。
そしてひとの血流の流れは「心臓」「筋肉の動き」「呼吸による横隔膜の動き」、この3つのポンプで成り立っています。
ところが、デスクワークでは体(筋肉)の動きが最小限になるのはもちろんのこと、背中も丸くなりがちなので呼吸も浅くなり、血流はどんどん悪くなってしまうのです。
原因2、睡眠の質が悪くなる
パソコンの画面を長時間見ながら頭はずっとフル回転、デスクワークはとにかく脳を興奮させる作業の連続です。
しかも先述のようにデスクワークは呼吸が浅くなりがちなので、体の中で一番酸素を必要としている脳が疲れやすいのは当然、
さらにコロナ禍以降はマスクの影響でそれに拍車をかけている状態です。
もちろんお仕事と自宅での切り替えがバッチリできているなら良いのですが、テレワークであったり主婦のかたなら家事・育児もノンストップ、脳をしっかり休めることができず睡眠の質が落ちてしまうのです。
デスクワークの疲れ解消その① お風呂
実はお風呂の入り方とタイミング次第で疲労回復を早めることができます。
おすすめなのが、ぬるめの湯船にゆっくりつかる入浴方法。
この方法だと体をリラックスしてくれる副交感神経のはたらきが優位になってくれるのです。
お湯の温度は一般的に39度くらいとされていますが、体温にも個人差がありますし、また季節によっても変わってきます。
一番の目安はあなたが「ややぬるいけど気持ちよく長く温もれる」と感じる温度です。
タイミングは寝る前の1時間くらいが理想、寝つきも良くなります。
※ちなみにその反対にシャキッと目を覚ましたい時は熱めのお風呂に短時間入る入浴法がおすすめです。こちらは交感神経がはたらき活動的になれるので朝にお試しください。
デスクワークの疲れ解消その② 睡眠
寝る1時間前の入浴で体はリラックス、睡眠への準備はバッチリ。
ただし、ここから注意すべきことがあります。
それが寝る直前のスマートフォンやデジタル機器の使用です。
寝る前の自分だけのひと時、色々と調べ物をしたりYouTubeを見たりして過ごしたい、そんな気持ちは私もよく分かります。
分かるのですが、寝る直前に目から光刺激を入れてしまうと睡眠の質が落ちやすくなってしまいます。(メラトニンというホルモンが関係してます)
ここはグッとこらえて、理想は寝る前の1時間、最低でも30分前はできるかぎりスマートフォンの使用は控えましょう。
デスクワークの疲れ解消その③ 運動・ストレッチ
やはり適度な運動は大切、血流の流れも睡眠の質も改善してくれます。
理想的には日中、日の光をあびての運動、日の光は「セロトニン」というリラックスに不可欠な物質を分泌させてくれます。
10~15分、たとえ少しでも良いので外に出ましょう。
また、体の緊張をゆるめ、呼吸を深くし、血流を促すという観点から言えば、
デスクワークは上半身が丸く硬くなり、下半身は使えていない状態ですので、
・上半身は大きく伸びをするような運動(ストレッチやラジオ体操)
・下半身は筋力を使う運動(ウォーキングやスクワット)
を目安にしてもらえばOKです。
※ちなみにスクワットですが、以前の記事で正しいスクワットの方法をご紹介しています。ご興味のあるかたは下のリンクからご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ今日の3つの取り組みを続けてもらい、デスクワークの取れない疲れの解消にお役立てください。
ただ、万が一それでもなかなか楽にならない、あるいは近道をお探しでしたら治療を受けるのが一番です。
整体治療で体のバランスを正し鍼灸治療で血流を促せば、疲労回復のスピードをグンと早めることができます。
いくら寝ても休んでも疲れがなかなか取れない、そんな時はいつでもご相談ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)