産後のつらい腰痛が解消した30代女性の患者さまの声をご紹介
産後の腰痛を解消された患者さまの声をご紹介
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。
今回は前回に引き続き、産後の腰痛を解消された患者さまの声をご紹介します。
※前回の記事は下のリンクからご覧いただけます。
もともと出産前から腰痛があったMさん、他の整体院に通っていたものの、なかなか楽にならず、産後はさらに腰痛が悪化してしまい、当院へご来院されました。
もし、同じく産後の腰痛でお悩みでしたら、ぜひ今日の記事を参考にしてください。
実際の産後のつらい腰痛が解消の声がコチラ
神戸市北区:33歳女性
3年ほど前から腰痛があり、他の整体に行ってみたけど良くならず治らないまま妊娠し、さらに悪化・・・。そして、無事出産することができたのですが、出産で骨盤がグラグラになったせいか、妊娠中より悪化し、一度横になると寝返りも出来ず、起き上がる時も激痛で夜の授乳が辛くて辛くて・・・。産後1ヶ月も過ぎたので骨盤矯正と今までの辛い腰痛をどうにかしてほしくてお願いしたところ、通い始めてから3回目頃から横になった時の痛みがあきらかに少なくなり、起き上がるのもだいぶ楽になりました。
約1ヶ月半程お世話になっていますが、今ではほぼ痛みもなくなり頑張って通った甲斐があったと思いました。育児で腰に負担がかかる事が多いのであと少しこちらに通ってまた痛みが出ない様、整えて頂こうと思います。本当に辛い痛みから解放して頂きありがとうございます。
産後のつらい腰痛でお悩みのあなたへ
前回の記事では
・産後の腰痛=骨盤のゆがみ=骨盤矯正が必要、というのは間違い
・骨盤だけでなく体全体のバランスを良くしないと産後の腰痛は改善しない
という意外な内容を、最新の研究結果を元にお話ししました。
そこで、今回もそれを裏付ける、別の研究をご紹介します。
専門用語が多いので分かりくいかも知れませんが、下の引用は「足首のゆがみが足腰のバランスに与える影響」の研究から抜粋したものであり、
簡単に言えば、足首のゆがみを整えれば腰痛の改善につながるよ、ということです。
〜この結果から、回内足で骨盤の前傾や腰椎伸展時に痛みが誘発される椎間関節性腰痛や腰椎分離症などの伸展型腰痛を有するものに対して、足部の内がえし傾斜介入を行うことで骨盤の後傾角度増加に繋がり、症状を軽減できる可能性があると考える〜
引用元:https://www.waseda.jp/tokorozawa/kg/doc/50_ronbun/2018/5017A056_abs.pdf
このように、近年の研究では体の様々な部分のアンバランスが腰痛に関係していることが分かっており、
だからこそ、産後の腰痛=骨盤矯正という表面的なアップローチでは、腰痛解消には不十分なのです。
かなり以前から、ビジネス的なキャッチフレーズとして、ネットやTVで「骨盤矯正」という謳い文句が一人歩きしており、
当院に来院される方の中にも、今回の患者さんのように「腰痛なので骨盤の矯正をしたほうがいいかな、と思ってきました」というケースが多々あります。
もちろん、その度に私のほうから「いや、実は腰痛と骨盤のゆがみは関係ないんですよ」とか野暮なことは言いません。(色々とお調べになっている患者さんもおられるので、骨盤のゆがみに対する具体的な質問があればお答えすることもあります)
患者さんからすれば、安心して受けれる治療で、腰痛が良くなるのであれば、それ以外の小難しい話はいらないでしょうからね。
ただ、せっかくのブログ記事ですので、ここでは普段の治療中にはあまりお話しできない体のメカニズムについて書かせてもらっています。
治療院選びは数が多すぎて困惑することも多いと思いますが、
もし、産後の腰痛でお悩みでしたら、キャッチーな「骨盤矯正」を謳っている治療院よりも、体全体のバランスをしっかり観察してアプローチしてくれる先生を探されることをおすすめします。
もちろん、通える範囲にお住まいでしたら、当院へご相談いただいても大丈夫です。いつでもご連絡ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)