運転中の右側の腰痛を解消。50代男性のお話




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。



この度は長引く運転中の腰痛を解消された患者さんのお話をご紹介いたします。



少し前に「立ちっぱなし腰痛」でお悩みだった女性のかたのお話を記事にしましたが、今回の「運転中の腰の痛み」も比較的多い腰痛のシチュエーションです。



じっさい、厚生労働省の調査でも他業種と比べて運輸交通業(運転が主なお仕事)は腰痛発生率が高いとしており、九州社会医学研究所の論文ではタクシー運転手の45.8%、実に半数近くが腰痛を患っているとされています。



きっと、ここ神戸市垂水区だけでも運転中の腰痛でお悩みのかたは相当おられるはずです。



一人でも多く、そんな方々に今日のブログをご覧いただき「この腰もちゃんと楽になるんだ」と希望をもってもらえれば幸いです。


運動中の右側の腰痛でコルセットが手放せなかった男性



お電話でご予約いただいた50代男性のEさん、かれこれ5年も前から車の運転中の腰痛でお悩みでした。



Eさんのお仕事は営業職で、毎日10件以上もお得意さんのもとへお車で向かいます。



腰痛を自覚しはじめた当初は痛みもそれほどではなく、運転に支障はなかったそうです。



ところがこの一年から半年の間、だんだん右側の腰痛をはっきりと感じるようになり、運転のあと車から降りる動作がツラくなってしまいました。



さらに3ヶ月ほど経つと、今度は運転中にも右側の腰痛がではじめる始末。



「ずっと運動不足やし、俺ももう若くはないからな」どうにかしようと思ったEさんは腰の疲労をとるために週に一回マッサージ店に通いはじめます。



毎回1時間かけてもらうマッサージはとても心地よく、身も心も軽くなっような気分になりました。



ですが、どうも様子がおかしい、マッサージで腰の疲労はとれているはずなのに運転中の右側の腰痛が楽になる気配がないのです。



結局、試しにつけて痛みがマシになった腰のコルセットを手放せない状態になってしまいました。


週一のマッサージでもダメだった。運転時腰痛の原因




毎日10件以上、お車でお得意先を回っているEさん。


きっと本来なら運転中に色々とお仕事の予定を立てておきたいところだと思います。



ですが、その最中に腰痛があり、目的地に着いたら着いたで今度は車から降りるのが一苦労。


ここしばらくはお仕事に集中できず大変な思いをされてきたことでしょう。




さて、そんなEさんの運転中の腰痛ですが、実は下半身のアンバランスが原因でした。



じっさい、お話をくわしく伺ったあとにお体の検査をしてみると、


・右側の股関節の硬さ

・右側の足首のゆがみ

・右側の太もも裏の緊張


がみて取れます。






それを一つずつ治療したところ「あれ?なんかさっきより座ってるんが楽やわ」とその場でEさんにも変化を感じてもらえたようです。



初回の整体治療はそこまでにしておき、あとはその効果を維持する目的のストレッチをアドバイスさせていただきました。


運転時腰痛を解消、コルセットいらずに




結論から言えば、4回の治療でEさんの運転中と車を降りるさいの腰痛は解消されました。



腰のコルセットについては6回目の時に「つけるの忘れたけど、もう大丈夫やったわ」と笑顔でご報告いただけ、こちらとしてもお力になれて何よりでした。



現在はお体のメンテナンスとして月に一回の整体治療、そして運動不足解消のためにウォーキングも開始されています。





いかがでしたでしょうか?




もちろん、腰痛そのもののお悩み解消が第一なのですが、


こと運転中の腰の痛みにかんして言えば、それを解消することで間接的に「安全運転」にもつながります。


事実、冒頭であげた調査などでもそれが指摘されています。



あなたの腰痛解消のため、そしてひいては命を守るためにも、運転中の腰痛でお悩みでしたらお早めに治療を受けることをおすすめいたします。



もちろん当院でもしっかりサポートさせていただきます。お電話か当院のLINEからいつでもご相談ください。



せっかくなので、次回は「運転による腰痛を解消・予防する方法」をご紹介いたします。ぜひそちらもご覧いただきご活用ください。





(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)