左の太もも〜足の痛み。坐骨神経痛を解消してハイキングを再開した50代女性




こんにちは。

本日も当院のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。



先日、数名の患者さんから



「今回の緊急事態宣言は少しシバリが多いみたいだけど、先生の所は休業とかしないですよね?」



というご質問がありましたので、こちらでもお答えしておきます。



まず、法的根拠として「生活を維持する(健康を維持することも含む)ための外出」は不要不急の外出に当たりません。したがって、国家資格を有する当院への休業要請はただの一度も出ていないのが現状です。



※上の画像は以前県のHPから抜粋したものです。



引き続き感染症対策はしっかり取り組んでいますので、お体の不調でお悩みでしたら安心してご相談ください。




さて、少し前置きが長くなりましたが、



今回は左の太もも〜足の痛み、いわゆる坐骨神経痛を解消して大好きなハイキングを再開することができた50代女性Tさんのお話をご紹介いたします。



ここ神戸市垂水区は近くに須磨アルプスがあり、ハイキングには好立地な場所と言えます。



じっさいその影響なのか登山やハイキングが趣味の患者さんが当院にはたくさんおられ、また、私も子供たちとお弁当持参でよく楽しんでいました。



もしあなたが今回のTさんと同じように、坐骨神経痛を解消して好きなことをまたやりたい、続けていたいということでしたら今日のお話できっと希望を持ってもらえると思います。



ぜひ最後までご覧ください。


左の太もも〜足が痛む。坐骨神経痛でお悩みだった50代女性




ご家族の紹介で来院された50代女性、Tさん。



新型コロナウィルスの渦中にある2020年8月頃から左の太もも〜足の痛みが出て、それがなかなか良くならないとお悩みでした。



Tさんの趣味はハイキングで、今まで毎月1〜2回仲良しのお友達との山登りが何よりの楽しみだったそうです。



ですがその楽しい時間も第一回目の緊急事態宣言の発令でしばらくの間中止にしようということになり、退屈な日々を過ごしていました。



そして8月頃、世の中の状況を見ても感染症対策をした上でのハイキングならそろそろOKだろうと、お友達と計画を立て始めます。



「しばらく運動不足だったから散歩しとこうかな」



Tさんは久しぶりのハイキングを楽しむために、家の近所を毎日1時間ウォーキングすることに決めました。



ところが、この辺りから体に異変が出てきたのです。



ウォーキングを始めて3日目、左の太ももの外側に筋肉がツったような違和感があらわれ、単なる疲労だと思っていたそれは1週間もたつと明らかな痛みへと変わります。



「散歩、急に始めすぎたんやわ」あわててウォーキングを中止したTさんでしたが時すでに遅く、左の太もも〜足の痛みはウォーキングはおろか普段の買い物や日常動作にも支障をきたすようになってしまったのです。



来院時には



・椅子から立つ動作

・歩く時

・寝返りする時



などで左の太ももと足の痛みがあるということで、ベッドへの移動が大変そうでした。



「せっかく登山靴もキレイにして出しとったのに。友達も心配してくれてしょっちゅう電話くれるんです」



ハイキング仲間の皆さんもTさんの参加を心待ちにしているようで、早くその気持ちに答えてあげたいというTさんの想いがこちらにもはっきり伝わってきました。


左の坐骨神経痛、実は過去のケガが原因だった




お話をくわしく伺った後、さっそくTさんのお体の状況ををチェックしていきます。



すると、下の写真のように背中や左の股関節、左の足首がうまく動けていない状態なのがすぐに分かりました。





特に左足首のゆがみが強く、どうも普段の姿勢や習慣でなるレベルのものではなかったので「左の足首、前に痛めてませんか?」とお聞きすると、



そう言えば10年くらい前にひねってケガしたような覚えがあるとのこと。



そこで左の足首のゆがみを整え、そこに関係のある筋肉を緩めてからベッドから立ち上がってもらうと、「あれ?さっきより立ちやすいわ」とその変化をはっきり感じてもらえたようです。



もちろんその他の場所もこまかく治療していきましたが、今回のTさんのケースはどうやら左足首のゆがみがその上の足・腰のバランスを狂わせてしまった、それが主な原因であると判断できそうです。



全体の整体治療と合わせて左の足首が早く安定するようにテーピングも一定期間貼る必要があることをお伝えし、初回の治療を終えました。


左の坐骨神経痛の解消。念願のハイキングを再開




結果として、Tさんの左の坐骨神経痛は4回の治療で日常生活の問題はほとんど解消され、2ヶ月後には念願のお友達とのハイキングも楽しむことができました。



ちょうど紅葉のタイミングに重なり、久しぶりの山の空気と景色にコロナ禍でたまったストレスも吹っ飛んだと喜んでおられました。



今回の早期回復のポイントは「過去のケガ」



10年も前の捻挫がなぜ今さら影響するのか、と不思議に思うかたもおられるかも知れませんが、今回のTさんのケースでは



・自粛ムードの運動不足で体がかたくなっていたこと

・その間に左の足首を下にして横座りすることが多かったこと



といったことが引き金になった可能性が高いと思われます。



このように、意外な場所が原因で痛みが出るというケースは実はけっこう多いものです。



もちろん整体治療で何でも分かるということはないのですが、患者さんのお話をしっかりお聞きして、こまかくお体を観察していけば自ずと結果もついてきます。



今回のTさんのように、もしあなたも坐骨神経痛でお悩みでしたらいつでもご相談ください。





(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)