右の肩や腕の痛みはテレワークから?40代男性の場合




こんにちは。本日も当院のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。



この度はじっさいに当院でお悩みが改善された患者さんのお話しをご紹介いたします。



ここ兵庫県でもついに3度目の緊急事態宣言の発令が決まりましたね。もちろん油断は禁物なのですが、あまりにも長く続く自粛ムードにもう、うんざりという患者さんの声をたびたびお聞きします。



そんな中、昨年のコロナ禍から職場環境が一変してしまったというかたが沢山おられることと思います。今回ご紹介させていただく40代男性、Mさんもその中のお一人でした。


ある朝気がついた右の肩と腕の痛み




40代男性のMさん、お仕事はデスクワークをされておりコロナ禍の影響で去年からはもっぱらご自宅でのテレワークとなったそうです。



長時間の通勤はなくなったものの、家に引きこもるような生活が続きだんだんと疲れが取れにくくなっているように感じておられました。



そして当院へ来院される3ヶ月ほど前、Mさんは朝目覚めた時に右の肩から腕にかけて違和感があることに気付きます。





布団から出ようとしますが右腕が固まってしまったような感覚で動かすのが少し痛い。ただ、痛みはその時だけですぐ元に戻ったので「寝る姿勢が悪かったのかな?」最初はそう考えていたそうです。



ですが、それから3週間たつ頃にはその違和感は徐々にはっきりした痛みへと変わっていき、



・遠くの物を取ろうと手を伸ばす時

・夜、寝返りをうつ時

・少し重いモノを持った時



などの動作で右の肩から腕がとツラくなってしまいました。



どうやら自然に治る見込みはなさそうだと近くの整骨院へ週に2回、2ヶ月も通いましたが、多少痛みがやわらぐ程度でそこからなかなか良くなりません。



「コレ、いつ頃治りそうですか?」と担当の先生に聞いてはみたもののはっきりとした回答もなく、だんだんと不信感を感じるようになったとおっしゃられました。



そんな折り、たまたまネットで当院のHPをご覧になりご相談いただいたという訳です。


デスクワークの姿勢と肩、腕の痛みの関係




疲れが取れにくくなっている上に就寝中の寝返りで肩が痛み、さらにご自宅でのお仕事中にふと書類に手を伸ばすと今度は腕がツラい。



そんな状況が続いたら誰だって気が滅入ってきますよね。



「ただでさえ仕事が忙しいのに、肩が気になって集中できんのです」



Mさんはほとほと困っておられました。



さて、そんなMさんの右肩や腕の痛みですが、実はデスクワークの時の姿勢が関係しています。



職場では専用の机や椅子があるので、よほど姿勢の習慣に問題がないかぎりそこまで悪影響はありません。



ですが、ことテレワークになるとご自宅の環境でそのままお仕事をすることが多く、負担がかかりやすい体勢が続いてしまうのです。



じっさいMさんのお体を観察したところずいぶんバランスが崩れてしまっており、全国的にテレワークが始まってからというもの同じような患者さんが爆発的に増えていると感じています。


右肩と腕の痛みから解放され、ぐっすり眠れるように




お話をくわしく伺った後、さっそく整体治療でMさんの



・丸くなり固まってしまった背中

・その背中が原因で曲がっていた首

・関節のかみ合わせがズレていた右手首と右肩



をそれぞれ治療していきました。



初回のその場で「右腕に血が通った感じで軽くなった」とおっしゃり効果を実感していただけたようです。



そして、ご自宅での仕事環境や姿勢をくわしくお伺いし、その日からできる改善点をアドバイスさせていただきました。



その結果、5回の通院でMさんの右肩と腕の痛みは解消され、さらに以前よりもぐっすり眠れて疲れが取れやすくなったと喜んでいただけました。



「ホンマに今、忙しいから助かったわ」とMさんの心からの笑顔、私がこの仕事をしていて一番嬉しい瞬間です。



その後、Mさんは多忙な状況でまた不調が出ないようにと月に一回、お体のメンテナンスとして通院いただいています。



「なんかエエ運動ない?」と以前から気になっていた運動不足解消にも積極的で、先日もMさんに合った簡単なものを一つお伝えさせていただきました。


痛みや不調には必ずその原因・背景があります




いかがでしたでしょうか?



今回ご紹介させていただいたMさんのケースでは、ご自宅のテレワークの姿勢、生活環境をくわしくお聞きしたことが早期解消への大きなポイントでした。



私もこの21年、色々な治療家の先生の元で学んできましたが、そんな素晴らしい先生方は皆さん



「患者さんのお悩みにしっかり向き合って、その背景・原因をじっくり考えなさい」



とご指導くださいます。



ですので、もしあなたもMさんと同じように肩や腕の痛みでお悩みでしたら、その原因・背景を突き止めることで早期解消をサポートすることができます。



お困りでしたらいつでもご相談ください。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)