保育士さん膝の痛み解消シリーズ①鵞足炎編前編
こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。
さて、今日からは、「保育士さんの膝の痛み解消シリーズ」
保育士さんの膝のお悩みの中でよく見られる、膝の内側の痛みに対するシリーズをお届けしていきます。
パート①である今回、そして次回のパート②は、膝の内側の症状で多い、
鵞足炎(がそくえん)
という痛みに対して効果的なケアを、2回シリーズで動画を交えながらご紹介していきたいと思います。
当院でも、保育士さんで膝のお悩みで来院される方はとても多いです。
小さなお子さんのお世話の場合、
やはり、低い位置に対しての動き、立ちしゃがみや走り回ったり、そういった内容が多くなります。
そうなると、膝の負担が大きくなってくるのは必然、本当に大変なお仕事だと思います。
ですので、
もしあなたが膝の内側の痛みでお悩みで、今日の「鵞足炎」に思い当たる、あるいはそう診断されているのでしたら、
今回の2回シリーズをぜひお役立ていだければと思います。
保育士さんの膝の痛みで多い「鵞足炎」とは?
まず、鵞足炎についてですが、
鵞足炎の「鵞足」とは、下の画像のように、膝の内側の赤丸の部分のことをそう呼びます。
この場所の痛み(炎症)があると「鵞足炎」という診断になるわけです。
もし、あなたの膝の内側の痛みが、はっきり鵞足炎とは診断されていない場合、
この赤丸を見て、「あ、正にそこが痛い」というケースや、
赤丸の中を、指で細かく押していって痛むところがあれば、
やはり、あなたの膝の内側の痛みは、鵞足炎である可能性が高くなります。
保育士さんの膝の痛みで多い「鵞足炎」その原因とは?
では、なぜ鵞足炎になってしまうのかというと、
鵞足には太ももの内側を走る、
・縫工筋(ほうこうきん)
・薄筋(はっきん)
・半腱様筋(はんけんようきん)
という3つの筋肉がくっついています。
その筋肉が何らかの理由で硬くなってしまい、くっついている部分、つまり鵞足にストレスがかかり炎症(痛み)となる。
これが、一般的にいわれている鵞足炎の原因です。
ですので、前編である今回のケアは、
この3つの筋肉をマッサージでゆるめて鵞足のストレスを減らし、膝の内側の痛みを解消していきましょう、
というものです。
後編である次回のブログでは、同じ筋肉に対してのストレッチをご紹介します。つまり、今回と次回が鵞足炎への基本的なケア、とご理解ください。
※実際のところ、鵞足炎の原因は太ももだけでなく、股関節や足首など、もっと全体的なバランスであるケースもあります。ですが、今回の基本的なケアだけでも、楽になる方がたくさんおられるので、ぜひ取り組んでみてください。
鵞足炎への効果的なマッサージ
それでは、具体的なマッサージの方法は下の動画でご覧ください。
※ 4分28秒あたりから始まります。
いかがでしたでしょうか?
今日のケアで、ほんの少しでも膝が軽くなったとか、痛みがマシになったと感じられたら、続けてもらうとより効果が高まります。
ぜひ頑張って取り組んでください。
それでは、本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ぜひ、次回の「鵞足炎編後編」も合わせてご覧ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)