肩こりや頭痛の原因、目の疲れを解消する方法 その①
朝晩はずいぶん冷え込むようになりましたね。
そんな中、小学生の次男は半袖半ズボンで元気に登校。子どもは風の子、さすがですね~(^^)
こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
長時間のパソコン作業や細かい事務作業。
お仕事以外にも、ちょっとした調べものやニュースを見たりするのはすべてスマートフォン。
いつも目が疲れていて、気が付けば目じりや眉間に手がいってしまう…
そんなかたは沢山おられるのではないでしょうか?
10~20年前に比べると、現代は目に負担がかかる事柄が爆発的に増えてきました。さらに、ロート製薬の調査ではコロナ騒動後のテレワークの影響で、実に60%以上のかたがデジタル機器との接触時間が増加していることが分かっています。
そして、そんな目の疲れは肩こり・頭痛とは切っても切れない関係にあるのです。
そこで今回から2回に分けて、現代病とも言える「目の疲れ」の解消、ケア方法をご紹介していきます。
目の疲れやカスミ目が気になると、さっさとすませるはずの家事やお仕事もなかなか前に進まないですよね。
ぜひ最後までご覧いただき、あなたの疲れた目をケアしてあげてください。
疲れ目と肩こり・頭痛の関係
そもそも、何で目と肩こり・頭痛が関係あるの?
このように疑問を持つかたも少なくないと思いますが、実は目と肩こり・頭痛にはとても密接な関係があり、患者さんの中には「コンタクトを止めただけで頭痛の頻度が3分の一になった」というケースまであります。
※コンタクトのすべてが悪い訳ではなく、適正な物を使えていなかった場合があるという意味です。
目の疲れと肩こり・頭痛の関係
普段何気なく使っている目にも、眼球を動かす筋肉やピントを調節する筋肉などがあります。そして、実は頭の傾きを調整する首の奥の筋肉が、その目の筋肉の動きの補助をしてくれているのです。
それは例えるならカメラの手ぶれ補正のようなもの。
つまり目の疲労がたまってくると、首の筋肉も頑張ってそれを補助することになり、肩こり・頭痛の原因となってしまう訳です。
その他にも純粋な姿勢の変化(目の疲れから画面に目を近づけて猫背になる)や自律神経のバランスの影響など、色々な理由があります。
目の疲れ、つまり眼精疲労にも症候性眼精疲労や非症候性眼精疲労など色々あります。くわしくは眼科の分野になりますので割愛しますが、もしあなたが目の疲労を頻繁に感じているのならまずは専門家に相談しましょう。今回の記事はあくまで一般的な目の疲労に対してのものなので、その点だけご理解もらえると幸いです。
目の周りを温めて疲労回復
お仕事中におすすめなのが、両手を使った目のケア方法です。下の写真を参考にしてください。
① 目をつぶって眉間の少し下と目尻のあたりの皮膚をほんの少し上にスライドさせてそのままそれぞれ1分キープ。
目の奥の空間が広がって血流が流れていくような気持ちよい感覚になるはずです。
② 次に手のひらを合わせて30秒強めにこすり、温かくなった手のひらを両目に優しくかざします。これも目をつぶった状態で時間は2分ほど、ジワ~と温かくなってきます。
あと、帰宅時には単純にホットアイマスクやあずきのチカラなどで目の周りを温めるのもおすすめ。私もよく使いますが、トロけそうになるほど気持ちよいです。(念のため、説明書をよく読んでから使いましょうね)
今日のワンポイント
自宅で温める方法はともかく、お仕事中のケアは急がず焦らず「気持ちよさ」に集中しながら行うとより効果的です。(両肘を机の上に乗せて行うと楽です)
また、ただでさえデスクワーク時にはまばたきの回数が減りドライアイになりがちです。目薬と併用して今回のケアを小まめに行いましょう。
まとめ
・目の疲れは肩こりや頭痛につながる
・それは目と首の筋肉の動きが連動しているから
・定期的に目の周りを温めてケアしましょう
いかがでしたでしょうか?
ぜひ続けて取り組んでもらい、あなたの疲れた目をケアしてあげましょう。
万が一、今回のケアを続けてもなかなか変化がない、という場合でも大丈夫です。
目自体の問題さえなければ、整体治療で首と頭の緊張をゆるめて楽になるケースが山ほどあります。
そんな時はいつでもご相談ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)