あなたの足も浮き指?その原因やチェック方法、治し方と治療について
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
先日の記事の中で膝の痛みの原因が足の「浮き指」にあったということをお話しました。(前回のブログはこちら↓)
足の浮き指と言えば、ここ数年「腰痛や肩こりなど色々な不調の原因になる」「子供の浮き指が増えている」ということでTVや雑誌でも取り上げられています。
もしかしたらご自身やお子さんの足の浮き指を気しているかたがおられるかも知れませんね。
そこでこの度は、せっかくですからその浮き指について、ご自宅でできるチェック方法や改善方法、そして浮き指に対する整体での治療のお話をしていきます。
少しでも足の浮き指が気になっているのなら、ぜひ最後までご覧いただきお役立てください。
足の浮き指。その原因と簡単にチェックする方法
足の浮き指の原因
浮き指の原因は一つではなく、足に合っていない靴やその履き方、足の指を使わない歩き方や姿勢など色々です。
ただ、その中でも共通して多く見られる原因、それが「踵重心(後方重心とも)」です。
体を横から見た場合、本来なら立った時の重心はくるぶしの下あたりにくるのが理想的です。
試しに立った状態で大袈裟に踵に重心、つまり後ろに体重をかけてみてください。なぜだか勝手に足の指が反り上がりそうになりませんか?
これは体のメカニズムからすれば普通のことで、要するに重心が理想よりも後ろにあるとバランスをとるために足の指が反り上がる=指が浮きやすくなる、ということです。
そして、足の指が浮いているということは足指の地面を踏みしてバランスを取るという役目ができなくなってしまうのです。
足の浮き指のチェック方法
足の浮き指をちゃんと測定するなら色々な器具・装置を使ったり、専門家の検査が必要ですが、今回は自宅でできるチェック方法をご紹介します。
その方法はいたって簡単、下の写真のように裸足で立ち、指が浮いていないか確認するだけです。
※分かりにくい場合は下の写真のように床と指の間に紙を前から差し込んでみましょう。一見、浮いていない指でもスルスルと入るようならその指が浮き指であるという判断になります。
10本の指全部が浮いているというケースはそう多くなく、大抵はどこか数本の指が床よりわずかに浮いている、という程度です。
ただ、そのわずかに見える浮き指でも、それが積み重なると
・姿勢の悪さ、足のタコ
・立っているとすぐ疲れる
・肩こりや腰痛、膝の痛み
などにつながってしまうのです。
自宅でできる足の浮き指の治し方
今回は足の浮き指を改善するケアを3つ、ご紹介します。
浮き指セルフケア①:足の指のストレッチ
足の指が硬くなっていると、当然ながら指をうまく使えなくなってしまいます。
まずは下の写真のように足の指全体をストレッチしてあげましょう。
左右30秒ずつ回しましょう。
足の浮き指は指が上側に反りやすいわけですから、ストレッチの時は指を下側に曲げることを意識しながら行ってください。
浮き指セルフケア②:足首のストレッチ
実は足首やふくらはぎの硬さも足の浮き指に関係します。
というのも、足首の反る動作(背屈:足の甲を上側・顔側に動かす方向)が硬いと先にお話した踵重心になりやすいのです。
ですので下の写真のように足首(ふくらはぎ)をストレッチしましょう。
伸ばす時間は1分ほど、気持ちよい位でストレッチしてください。
浮き指セルフケア③:足の指のトレーニング
普段から足の指を使えるようになるために、最後は足の指のトレーニングです。
下の写真のように壁の前に立ち、足を少し広げ平行にします。そして前、足の指に体重が乗るように前傾してそのまま15秒キープ。(踵を3㎝ほど浮かします)
これを3回繰り返すのを1日2回、指で床を踏みしめるように意識しましょう。(①②のストレッチをしてから)
また、トレーニングの代わりにおすすめな健康グッズが「足半:あしなか」。
自宅で履くだけで足の指を使えるようになり、浮き指を改善・予防してくれます。
トレーニングが面倒だ、というかたはぜひお試しください。
足の浮き指改善なら整体で治療するのが近道です
さて、自宅でできる方法をご紹介しておいて何なのですが、
やはり自宅だけの対処では追いつかない浮き指があるのも現実です。
というのも、最初にお伝えしていたように足の浮き指の原因も色々あり、足の周り以外に原因がひそんでいるケースも少なくないのです。
特に今日のチェック方法で足の浮き指が分かっていて、それに加えて
・立っているのがやけに疲れる
・姿勢の悪さが目立つ
・慢性の肩こり、腰痛がある
などすでに何らかの不調が続いているのなら、全体的にバランスを整える必要があります。
そんな時は早め早めのうちに、お体の状態を総合的に治療してくれる先生のところへの受診をおすすめします。
もちろん当院でもしっかり対応いたしますので、お悩みでしたらいつでもご相談ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)