自粛ストレス。家事・育児でキー！おすすめの「イライラ解消のツボ」
ようやく全国的な緊急事態宣言の解除。
長かったコロナ騒動も一旦は収束のようですね。
ですが、専門家の間では第2波・３波が予想されていますので、今後も気を引きしめていかねばと思う今日この頃です。
こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
自粛生活からのテレワーク… はじめは「先生！通勤せんでええから、楽やわ～」と言っていた患者さんも、１ヶ月を過ぎるころには皆さん疲労の色が濃くなってきました。
生活が一変したことによる自粛ストレス。とりわけ主婦の方々には、家庭内のストレスが多分にあると思います。
ウチにも３人の可愛いモンスター？笑 （３男児）がいますので、奥さんのこの数ヶ月は本当に大変だったことでしょう。
見かねて自宅でも何回か治療していました。
そこで今回は、
そんな自粛生活で疲れ切ってしまった主婦のあなたの為に
「簡単。でも意外と効果的な自粛ストレス解消のツボ」
をご紹介していきます。
ご自分の時間がまったく無くなって、キー！っとなる位イライラしてる。そんな状態でも、きっとあなたはご家庭を支える為に頑張っているのだと思います。
あなたがこの先のコロナ時代を無事に乗り切れるよう、
少しだけでも良いですから、今回のケアを活用してあなたの疲れた心身をねぎらってあげてください。
目次
うつの治療にも。はり灸はストレスに効果的
あまり知られていませんが、実は海外ではうつ病に鍼灸治療が効果的であるとされています。
悲しいかな日本ではその認識がずいぶん遅れ、うつやストレス治療への選択肢として鍼灸治療が上がることは少ないと思います。
それでもつい最近、ＮＨＫの番組でうつ病と鍼灸治療の特集がありましたので、徐々に認知されてくるのかなと期待しています。
※「ＮＨＫ うつ 鍼灸」で検索していただければ出てきます。私の見たものではイギリスでのうつ病への鍼灸治療が紹介されていました。
何が言いたいのかというと、要するに東洋医学的な対処でもストレス緩和が十分に期待できるということなのです。(私の20年の治療経験からすれば、むしろ得意分野だと思います)
イライラを緩和する３つのツボ
今回ご紹介するツボは「神門：しんもん」「内関：ないかん」「太衝：たいしょう」です。
それぞれのツボの位置は下のイラストをご覧ください。
神門：手首の横じわ上の小指側。少しくぼんでいる場所です。
内関：手首の横じわから３横指上、そこにある二本の腱の間に当たります。
太衝：足の甲。足の親指と人差し指の甲にある骨が合わさった所
東洋医学では、感情は内臓の働きに左右されると考えられています。今回ご紹介したツボは、そのバランスを調節する作用があるのです。
ツボ刺激のコツ。より効果を出すために
月並みですが、
今回のケアの他にも適度な運動や入浴でゆっくり体を温める、睡眠の質を高めるなどはもちろん大切です。それもできれば尚のこと良いでしょう。
しかし、今これを読んでいるあなたには、その時間が足りないはず。短時間ですみ、よりツボの効果を高める刺激方法をご紹介します。
コツその１、ツボの刺激方法は３つ。
タッピング・シャワー・ドライヤーの中から、あなたが取り組みやすく、かつ「気持ちいい」と思える刺激方法を選んでください。
※本当はお灸での刺激が一番おすすめなのですが、少し手間がかかるので今回は割愛します。
タッピングは人差し指と中指の指先で、１秒間に３回位のリズムで１カ所に３０秒ずつ行ってください。
シャワーは入浴の最後に、温度を熱め（43℃前後）にしてそれぞれのツボのあたりがほんのり赤くなるまで、あるいは１カ所１分間ほど当てましょう。
最後のドライヤーは弱の温風にして、ツボから約20㎝離した位置から風を当てます。すぐに熱くなってきますので、不快な熱さになる直前でドライヤーを離し、それぞれのツボを順番に刺激することを三周やれば終了です。
コツその２、「気持ちよさ」に集中する
他のことを考えながらツボ刺激をしてしまうと、残念ながらその効果が半減してしまいます。
近年、ストレスへの効果で注目されている「マインドフルネス」の観点からも、体の感覚に意識を向けることが推奨されているのです。
ほんの少しの間で良いです。ツボ刺激中は何もかも忘れて「あ～これ気持ちいいわ～」とだけ感じていてください。
コツその３、やっぱりコツコツ続けること
よほど突発的な怒りや恐怖がないかぎり、自粛ストレスもやはり積み重ねです。
イライラしていてもいなくても、できれば毎日コツコツご自分に合ったものを続けていき、ストレスをコントロールできるようにしていきましょう。
まとめ
・世界が認めたうつ病への鍼灸効果。つまり自粛ストレスへも活用できます。
・イライラに効果的なツボは神門・内関・太衝
・コツは「気持ちよさ」に集中すること。あなたに合った刺激方法を選んでください。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ平常の生活へ戻るまでには時間がかかるので、ぜひ今回のケアを活用してコロナ時代を乗り越えてください。
ただ、あなたの環境や自粛ストレスの程度によっては、今日のケアだけでは楽にならないかもしれません。
そんな時は専門家に一度相談してみることをおすすめします。
当院でももちろん対応いたします。現にあなたと同じようにお困りだった患者さんが沢山おられますから。
お悩みでしたらお電話や当院のLINEからいつでもご相談ください。
（監修：柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士）
