「食べ過ぎた」お正月後の胃もたれ解消法
日に日に大きくなる新型コロナウイルスの猛威、二度目の緊急事態宣言。
まだまだ不安・混乱は続くと予想されますが、皆さまにおかれましてはどうかナーバスになりすぎず落ち着いて感染症対策に取り組んでいただければと思います。
こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
今日は1月7日、古くから「七草がゆ」を食し無病息災を願う日となっていますね。
現代の年末年始は食べすぎ飲みすぎのオンパレードですから、胃腸に優しい七草がゆが嬉しいタイミングです。
私もお酒が好きなので、ご多分にもれず年始は胃腸の調子がいまいちだったりします。
胃もたれや胃の不快感があると、何だか体まで重く感じたり疲れも取れにくくなってしまいますよね。コロナ禍が続く今、一日でも早く体調を戻しておきたいところです。
そこで今回は「お正月後の胃もたれを早く解消するケア」をご紹介していきます。
今日のケアを続けてもらえれば疲れた胃腸の回復をグンと早めてくれますので、
ぜひ最後までご覧いただきお役立てください。
あなどれない胃の不調
実は、エスエス製薬が2014年に行った20000人以上(予備調査約2万人・本調査840人)を対象にした調査によれば、なんと日本人の4割近くが「胃もたれ」に悩んでいるという結果がでています。
また、胃の不調と「作業効率や能率」の関係では、集中力が落ちる・動きが鈍くなる・イライラする、という理由からそのパフォーマンスが40%も低下してしまうことが分かりました。
お仕事や家事の能率が4割も下がるなんて… そんなのまっぴらゴメンですよね。
今から紹介するケアで、一日でも早く胃腸の疲労を解消しましょう。
※念のためお伝えしておきますが、今回のケアは、お正月の飲みすぎや食べすぎが元の胃腸の不調に対してのものです。胃腸の不調がずっと続いていたり、いつもと違う痛みや違和感があるようなら、まずは病院へ相談しましょう。
まずは何より胃腸を休ませる
年末年始、胃腸はずいぶん頑張って働いてくれていたわけですから、まずはお腹をしっかり休ませてあげましょう。
何も食べる気がおきなかったり、プチ断食になれているかたであればそれも良いのですが、そうでばければいきなりの断食はややハードルが高いかと思われます。
ですので、朝食をみそ汁やスープだけに置き換えて、昼・夕食は胃腸に負担のかかる脂質・油ものをひかえるようにしましょう。(胃腸が弱っている時は腹6分くらいで十分です)
超簡単。胃腸が喜ぶ「キャベツと大根のおみそ汁」
まずは大根のおみそ汁を作り、そこへ千切りにしてレンジで1分~2分加熱したキャベツを放り込むだけ。とても簡単ですが大根のジアスターゼ、キャベツのビタミンU(キャベジン)は胃腸の不調に効果的です。ビタミンUは水に溶けやすく熱に弱いので、加熱しすぎには注意しておみそ汁の最後に入れましょう。
お酒や喫煙ももちろんNGです。こんな時くらいは胃腸をいたわってあげましょう。
胃腸の不調に効果的な2つのツボ
「足三里:あしさんり」と「中脘:ちゅうかん」
ツボの位置は下の写真を参考にしてください。
足三里:両足のひざ下。スネの骨の正面、その硬い部分と外側のスネの肉の間に指を当てます。下から上へなぞっていくと写真の赤丸のあたりで指が止まります。その場所です。
中脘:みぞおちのあたり、左右の肋骨の合わさるポイントとおヘソを結んだ線の中央にあたる場所です。
たったの3分。2つのツボをドライヤーで刺激しましょう
当ブログではもう何度もご紹介している「ドライヤーお灸」。お灸の煙が苦手というかたでも安心でお手軽な方法です。
① 弱に設定したドライヤーの温風を肌から20㎝ほど離してツボに当てる。
② しばらくするとすぐに熱くるので、「もう限界」という一歩手前でさっとツボから温風を外す。
この手順を中脘→右の足三里→左の足三里と続けていき、それをグルグル3周する。
たったのこれだけです。
※どのツボから行うかは自由で、お風呂から上がった寝る前のタイミングがベスト。あと、低温やけどにはくれぐれもご注意ください。
まとめ
・胃腸の不調は生活の質を落としてしまう
・まずは胃腸を休ませる食事か、できれば断食も
・2つのツボを刺激して胃腸の疲労をリセット
いかがでしたでしょうか?
軽い症状なら、3日も続ければグンと楽になっているはずです。
年末年始、ストレスがかかった胃腸の疲れを一日でも早くリセットできるよう、ぜひ今回のケアをお役立てください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)