寒暖差に負けない体づくり。3つの対処法
そういえば、コロナ禍以降まったく話題に上がることがなくなったのですが、ここ垂水区ではもうすぐ「いかなご」の試験曳き(しけんびき。解禁日を決めるための試し獲り)の季節です。
いかなごの釜あげ、美味しいんですよね。
まちどおしいです。
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
前回のブログでは、寒暖差と体の不調の関係とその基本的な対処法をお話しました。(まだその記事を読んでいないかたは下のリンクからぜひご覧ください)
https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=3143
そして今回は、より具体的に「寒暖差や季節の変わり目に負けないためのケア・対処法」をご紹介していきます。
気温の上がり下がりはまだしばらく続きます。
その度に体調が左右されるようでは家事にお仕事などやるべきことがはかどらず、そうなるとメンタルまで沈みがちになってしまいますよね。
今から体調を整えて、あなたが今年の春を気持ちよく迎えられるためにも、ぜひ最後までご覧いただきご活用ください。
寒暖差に負けない体づくり。3つの対処法
その1.規則正しい生活と適度な運動
まずはやっぱりそこから。もしあなたが長らくの巣ごもり生活で不規則な生活リズムになってしまっているのなら、そこを改めましょう。
自宅で不規則な生活となれば、ついやってしまうのがパソコンやスマートフォンの長時間使用。ロート製薬の調査でも、コロナ禍以降デジタル機器(スマホ・パソコン)の平均使用時間が増加していることが分かっています。
お仕事であればしかたのない部分もありますが、もしデジタル機器の使い過ぎが思い当たるならできるだけそれを少なくしていきましょう。(特に寝る直前は要注意。睡眠の質をさまたげます)
そして、適度な運動は最初は週2日、たったの15分からでもいいです。外で日の光をあびながらのんびりウォーキングをしましょう。日光をあびるとストレス耐性に役立つ神経伝達物質「セロトニン」が分泌されやすくなってくれます。
外の運動を習慣にするコツ:三日坊主にならないためには「確実にできそうな目標から立てる」こと。これはベイビーステップと呼ばれるもので、仮にウォーキングであれば最初は「運動靴を履いて外に出る」だけを目標にして続けましょう。そうすればよほど外出が嫌いなひとでない限りウォーキングの習慣が身に付きやすくなります。
その2.首周りを温めましょう
首周りには寒暖差の不調にかかわる自律神経がたくさん通っており、また東洋医学的にも冷えは首の付け根から侵入すると考えられています。
ですので、タートルネックやスカーフなどで首周りが冷えないように心がけましょう。
また、入浴時に下の写真の部分にお湯のシャワーを5分間当てるのも効果的です。寒暖差の影響を受けやすいかたは首・肩こりをおもちのかたが多いので、シャワーヘッドをかけてこの部分を温めれば自律神経とこりの両方にアプローチできるのです。
※ただし、首を温めるとむしろツラくなるというかたも稀におられます。東洋医学的にはこの先の春に向けては上へ上へとエネルギーが上がっていく時期と考えられています。頭に熱が上がりやすかったりめまいが出やすいかたにはその2の方法が向かないことがあるので、その場合は下のその3を取り組んでください。
その3.ツボへのドライヤーお灸
本当なら市販のお灸を使うのが良いのですが、今日からできるケアとしてドライヤーお灸をご紹介します。
巣ごもり生活で弱りがちな下半身の血流をうながし冷え改善に効果的なツボ「三陰交:さんいんこう」と「関元:かんげん」。ここにドライヤーの温風を当てます。場所は下のイラストを参考にしてください。(三陰交は両足なので刺激するツボは3か所です)
方法:ドライヤーを弱の温風にして、肌から20㎝ほど離してツボに温風を当てます。少しすると熱くなってきますので「もう限界」の一歩手前でドライヤーの首をサッと横にふって温風を外します。これを上の3か所にグルグルと順番に、それぞれ3~4回ずつ行っていきます。(例:右三陰交→左三陰交→関元×3) ※くれぐれも低温やけどには気をつけてください。
ドライヤーお灸をするタイミングは寝る30分前がベスト(睡眠の質も上がりやすくなる)です。できるなら最初は1週間は毎日、その後1日おきにして続けましょう。
最後に
上の3つはどれも効果的ですが、やはりそれを実感するまでには個人差があり中には時間がかかることもあるでしょう。そんな時はやはり整体と鍼灸治療を早めに受けることをおすすめします。
自律神経にかかわる不調は東洋医学の得意分野です。治療をすれば回復までの最初のスタートダッシュをグンと早めることができますので、
もしあなたが寒暖差にふり回されて、それを何とかしたいとお考えでしたらいつでもご相談ください。
まとめ
・寒暖差に負けないための3つのケア、対処法
・まずは規則正しい生活と適度な運動
・首元を冷やさないようにする
・巣ごもり生活で代謝が落ちがちな下半身へのツボ
・近道をお探しなら整体、鍼灸治療
いかがでしたでしょうか?
あなたが取り組みやすいものから続けてもらい、寒暖差に負けない体づくりに役立てていただければ幸いです。
今後も皆さんのお悩み解消におすすめのお話をお届けしていきますので、ぜひ次回からのブログもご覧ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)