熱中症は水分の取り過ぎもNG?補給のタイミングや塩分、その目安と熱中症ドリンクの作り方
こんにちは。
本日も当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
さて、少し前に室内の熱中症への対策をブログで書かせていただきました。(まだご覧になっていない方は下のリンクからどうぞ)
https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=3992
今回は熱中症の予防のための正しい水分の補給や塩分、その目安やもしものための熱中症ドリンク(経口補水液)の作り方についてお話していきます。
明日からもう7月、いよいよ本格的に暑くなってきますよね。
ただでさえ近年の猛暑は激しさを増すばかり、そして昨年からのコロナ禍から体力が落ちているかたも多いと思います。
ぜひ今日の記事を最後までご覧いただき、あなたがこの夏を元気に過ごせるようお役立てください。
熱中症の予防には水分の取り過ぎにも注意
暑い夏、熱中症対策には水分補給が大切なのは言うまでもありません。
ですが、もしあなたが「水分さえ取っていれば大丈夫」と思っているのなら注意が必要です。
というのも、夏の水分の取り方を一歩間違えてしまうといわゆる「水中毒」、低ナトリウム血症という病気のリスクがあるのです。
低ナトリウム血症とは:水の取りすぎで血液中の塩分(ナトリウム)の濃度が低くなることで発症します。軽症ならめまいや疲労感程度ですみますが、重症のケースでは最悪、命の危険がある病気です。※高齢者や乳幼児で重症化リスクが高くなります。
せっかくなら正しい水分補給を知っておきたいですよね。
今から水分の補給のタイミングや塩分、その目安についてお話していきます。
熱中症。水分の補給のタイミングや塩分、その目安とは
厚生労働省後援の「健康のために水を飲もう講座」では人が1日に必要な水分は約2.5リットルとされています。
ただ、これは食事からの水分や体の中で作られる水分も含まれていますので1日に飲み物として必要な量は約1.2リットルとされています。
そして理想的な水分補給のタイミングはやはり「のどが渇く前から」、のどが乾いてからガブガブ飲むようでは水分がうまく吸収できなくなってしまいます。
ですが、かと言ってこまめな水分補給は忘れてしまうことも多いですよね。
そこでおすすめなのが「1日にプラス2杯」の水分補給。
ある程度普通に水分を取っているかたなら、暑い夏はあと2杯、朝起きた時とお風呂上がりにコップ1杯ずつ水分を取りましょう。
また、塩分についてですが、実はこちらはあまり気にする必要はありません。というのも、もともと日本人は塩分過多になりやすい食生活だからです。
以上、これら水分補給や塩分のお話はもちろん人によって状況が違います。(※高血圧や腎臓の病気など、基礎疾患をお持ちのかたは必ずかかりつけのお医者さんの指示を受けましょう)
暑い夏に野外でお仕事をしたり運動をするならスポーツドリンク、(詳しくは割愛しますがアイソトニック・ハイポトニックの2種類あります)
野外活動は少なくても人より汗をたくさんかく、あるいは夏の食あたりで下痢や嘔吐があった場合では、経口補水液を利用することで熱中症予防につながります。
熱中症への水分ならコレ。熱中症ドリンクの作り方
厚生労働省でも推奨されている熱中症ドリンク(経口補水液:けいこうほすいえき)
熱中症の予防や軽度の脱水の時におすすめです。作り方は簡単ですので、もしもの時のために覚えておいてください。
作り方:水1リットルに食塩を2〜3つまみ程度(1〜2グラム)、砂糖大さじ2〜4杯(20〜40グラム)を溶かすだけ。レモン汁も入れるとさっぱりして飲みやすくなります。
ただ、作り方を書いておいて何ですが、オーエスワンのように市販されている経口補水液を購入しておくのが一番現実的です。
自作のものはすぐに飲まないといけませんが市販品なら長期間持ちますからね。
体力のない小さなお子さんや高齢の親御さん、ご家族で熱中症の不安があるなら早めに常備しておきましょう。(下は大塚製薬の通販サイト、高齢者におすすめのゼリー状のものあります)
いかがでしたでしょうか?
これからいよいよ夏本番、今日のお話をぜひ熱中症の予防にお役立てください。
また、以前のブログにも書きましたが、熱中症の予防には水分にかかわることだけでなく、普段の体調を整えておくのも大切です。
特に何かの病気というわけではないけど、暑さで疲労が取れにくくなっている…
そんな時は整体と鍼灸治療で血流をうながせば体調の回復をグンと早めることができます。
お悩みでしたら暑さが本格的になるその前に、ぜひご相談いただければと思います。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)