長引く腰痛や肩こりを解消するための「不調との向き合いかた」



いやぁ~高い!

何が高いって先週から出回りはじめた「いかなご」、初日はキロ5000円くらいだったそうですね!

何日かたった今はかなり値が落ち着いたようですが、ホントに高級食材になってしまいました。




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の院長、岡田です。



さて、今回のブログはいつものようなセルフケアの内容ではありませんが、

ぜひ皆さん、特に長引く不調でお悩みのかたに知っておいてほしいことをお話いたします。



それは、痛みや症状を解消するための「不調との向き合いかたです。



ただ、はじめに今日の内容を読んでいただく前の「前提」としてお伝えしておきたいのは、



決してあなたのせいではありません



決してあなたが神経質だとか、あなたの考えが間違っているとかを言いたいわけではない、ということをあらかじめお伝えしておきます。



当院には一般の病院や整骨院ではなかなか改善しなかったかたがたくさん来られます。



そんなかたから


お医者さんから「あなたはどこも悪くない!もう気にするな!」と言われた

整骨院の先生から「あなたは考えすぎ!神経質なだけ」と説明された


というお話を少なからずお聞きします。



まるであなたの性格そのものを否定するかのようなセリフ。もしかしたらこれを読んでいるあなたも似た経験があるかもしれません。


「もう、気にするな!」


そんなこと言われたって気になるもんはしょうがないですよね?

「はい。そうですよね」と気持ちを切り替えれるひとなんてそうはいないはずだと思います。



かくゆう私もそうです。


元来能天気な性格ですが、それでも私なりに「気になること」っていうのがやっぱりあります。そりゃ多少はクヨクヨすることもありますし、気持ちが前向きにならないこともあります。


人間ですからね。



ですが、体の不調とココロのありかたに関係があることも事実です。


そこで今回はあなたが体の不調に「必要以上にふり回されない」あるいは「不調を早く治すのに役立つ」考え方を具体的にご紹介していきます。


今日のお話を読んでもらえれば、あなたのその不調の回復をグッと早めることにつながります。ぜひ最後までご覧いただきお役立てください。

ココロ・ストレスと痛みのメカニズム



「病は気から」古くからある言葉の裏付け


ストレスが痛みの原因になるという発見からずいぶんと経ち、最近はTV番組でも「腰痛の原因はストレスだ」というものがちらほら見当たります。


ただし、すべてストレスが原因だと思わせるような内容のものには疑問があります。というのも、病院では「異常がない」とした痛みでも東洋医学的、整体治療的にみた場合原因がみつかることがたくさんあるからです。私の21年の経験から言えば「純粋にストレスだけが原因の痛み」はそう多くはありません。


特に慢性的に長く続いた不調の場合、仮に腰痛のかたであれば腰に負担のかかりそうな作業をしている「絵」や「写真」を見せるだけで脳の「痛みを感じる場所」が興奮することが分かっています。


さらに近年では脳機能イメージング(FMRI)という技術の発展により「痛みの信号」が本人の喜怒哀楽や運動など色々な活動によって変化し痛みの強弱に関わっているということも判明しています。


例えば、


・集中できる運動(や好きなこと) = 痛みが軽くなる

・怒り、恐怖、不安 = 痛みが強くなる

・安心、リラックス = 痛みが軽くなる


などです。


要するに長く続いた痛み(3カ月以上)は脳が記憶してしまい、かつ痛み信号が仮に一定でもココロのあり方や活動状況で感じかたが変わるということです。


また、痛みへの恐怖から必要以上に活動量を制限してしまうと、体の筋力や柔軟性が低下し治りが遅くなるとされています。

痛みや不調のとらえ方



以上、今までお話した科学的な根拠から、


慢性的な痛みにたいして日本より進んでいるアメリカでは、治療だけにとどまらず「不調とのかかわり方」を患者さんにアドバイスして功績を上げています。(認知行動療法が有名です)


そして研究の結果、仮に治療により10の痛みが3減った時に「まだ7も痛みが残っている」と考えるひとよりも「3も痛みが減った」ととらえるひとの方が明らかに治りが早くなることが分かっているのです。



ツラい現状で不安な毎日。そんなあなたに知ってほしいこと



まず、痛くてできないことよりも「痛くてもできたこと」を探してください。必要以上に安静にすることは避けて「これならできそう」と思える運動や体の使い方を見つけていきましょう。


セルフケアや楽な体の使い方は今やネットで探せば本当にたくさんの方法を知ることができます。(当ブログでも色々なセルフケアを紹介しています)きっとあなたに合ったものが見つかるはずです。



そして少しでも良い変化がでたら、その少しの変化を「あなたの望む未来への階段」だと思ってみてください。



もしあなたがその不調から解放されたらどんな気持ちになれそうですか?


・朝起きた時に腰痛がなく、すがすがしい朝を迎えることができる

・好きな買い物や旅行、趣味のスポーツも思う存分楽しめる

・体がすっきりして充実し、お子さんや旦那さんとも仲睦まじくいられる



「あなたが望む未来の形」が、きっとあなたの中にあるはずです。


そこへたどりつくための階段を一歩一歩上がっていく。きっとワタシなら見つけられる、できると信じてください。


その大きなヒントが今日の「ココロのありかた」「体(不調)との向き合いかた」にあるのです。


気負うことはありません。いきなり「絶対に治してやる!」と思えなくても良いのです。まずは、少しだけあなたの体を信じてあげることから始めてみてださい。




まとめ

・「病は気から」は本当。でもあなたに責任があるわけではありません

・慢性痛の研究で先進国のアメリカでも「ココロのありかた」で成果を上げている

・痛くてできないことよりも「痛くてもできたこと」を探すことから




いかがでしたでしょうか?



もしあなたが長い間不調でお困りなら、ぜひ今回の記事を役立ててください。


また、最後になりますが当院の整体治療も、痛みに「フォーカスしない」考え方でなり立っています。


・痛くてツラくてあれもこれもできない → 活動量低下 → 筋力や柔軟性が落ちさらに治りにくくなる


そんな悪循環の状態から


・痛みを追いかけて治療するのではなく、まずは「楽に動ける体」に整え → 活動量が上がり → 結果自然に早く治っていく


という考え方でお悩みの解消をサポートしています。



もし何をやってもなかなか改善しないという場合は、いつでもLINEかお電話でご相談ください。



(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)