長年の介護生活。1年続く腰痛でお悩みだった患者さんのお話



早いもので3月も半ばが過ぎましたね。ずいぶん暖かい日もでてきました。

ウチの三男はこの春晴れて小学1年生です。

友だち100人出来るかな~ ♪ って歌がありましたが、よく考えたら友だち100人もいたら忙しくてしょうがないですね~笑




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。



この度は長らく続いた腰の痛みでお悩みだった患者さんのお話をご紹介していきます。


お体の不調やお悩みは千差万別、TVやネットで知った運動やストレッチを続けてもなかなか腰が楽にならないというかたは沢山おられることでしょう。



「アレもこれも試したけど腰が楽にならない」

「一体、わたしのこの腰痛の原因って何なの?」



このように長引く腰痛でお悩みのかた、一人でも多くのかたに今日のブログをご覧いただき、少しでも希望をもってもらえれば幸いです。

誰にも分かってもらえない腰の痛み



ある日、ご友人の紹介で来院された70代女性の患者さん、「左の腰が痛くて立っているのも歩くのもツラい」ということで来院されました。



お話をくわしくお聞きすると、


・約1年ほど前からの左の腰の痛み

・整形外科に通っていたものの徐々に痛みが強くなっている

・難病を患うご主人を10年以上も介護している


とのことでした。



ご主人の介護では、食事・移動・入浴と生活すべてにお手伝いが必要で、本当に大変な毎日であることがうかがえます。


少しずつ弱っていくご主人、それをただ見守ることしかできない歯がゆさをとうとうとお話くださり、その様子からご主人への優しいお気持ちが伝わってきました。


延々と続く大変な日々、だんだん痛みが強くなる腰。


それでも病院では「年齢のこともあるから」と新しく何かしてくれるわけでもなく、ご本人にしか分からない苦悩や不安をどこに相談すればよいか分からなかったとおっしゃられました。



当院の患者さんの中には同じようにご家族の介護をされているかたが少なからずおられます。


ただ、決まってそのようなかたは普段は明るく振る舞っておられ、そんな時はいつも「当たり前だけど、ひとの苦労って一見しただけでは分からないものだな」と思うと同時に、心から尊敬の念を感じます。


「何とか1日でも早く楽になってほしい」


お話をうかがいながら私はそう思いました。

ご自分では気付けない体の「ゆがみ」



お悩みをすべてお聞きしたあと、さっそくお体の状態を確認していきました。


すると下の写真で分かるように上半身が右側に倒れていて、そのせいで右の横腹(赤丸)にたるみができています。


※ご本人の許可をいただいています。

ご本人はまっすぐ座っているつもりでしたので、写真をお見せすると「え?こんなんなってるの気付かなかった」と目を丸くされていました。



この他にも立った状態の姿勢や、足腰・背骨の筋肉や関節を調べていくと、


特に左の股関節・お腹の奥の筋肉・お尻の筋肉・2番目と4番目の腰椎(背骨の腰部分)が「うまく動けていない」状態であることが分かります。



そして、それを一つずつ整体治療で整えていくと…



まだ体の傾きは残っていますが、全体のゆがみが改善され右横腹のたるみもずいぶん目立たなくなり、


「あ。さっきより左の腰が軽い!」


ベッドから立って歩かれた際にはその変化をしっかり感じてもらえたご様子で、その後5回の整体治療でずいぶん腰が楽になったと喜んでもらえました。


※当ブログでは何度もお伝えしていますが、腰以外の部分がうまく動くようになると腰の負担が減り、結果的に腰痛が治まっていきます。



これにて一件落着!といきたい所ですが…



1年近く続いていた腰痛、そしてこれからもご主人の介護を続けられることを考えると、やはり腰痛再発のリスクが気になるところです。


そもそも、今回の患者さんの「体のゆがみ」「左の腰の痛み」は何故でてきたのか?


そこが大切なポイントで、長年のご主人の介護でお体に負担がかかっていたことは容易に想像ができます。


つまり、介護の時の動作、体の使い方を工夫することができれば、腰痛やその他の不調を未然に防ぐことにつながるわけです。



あなたの「お体」と「環境」に合ったケアを


以上のことから、

okada鍼灸整骨院では患者さんのお悩み・ご要望に合った治療計画やアドバイスを心がけています。


今回の患者さんの場合も、お体のメンテナンスと並行して介護の時の体の使い方をお伝えしたところ、


「もちろん疲れる日もあるけど、それが翌日にもちこすことが少なくなってきた」とおっしゃってくれています。




まとめ 

・長年の介護からの腰痛

・体の傾きやバランスを整えて腰が楽に

・環境、状況に合った再発防止の工夫も大切



いかがでしたでしょうか?


今日のお話を通して、少しでも腰痛改善の希望をもってもらえたのなら幸いです。


もしあなたも長引く腰痛を何とかしたいとお考えでしたら、お電話やLINEからいつでもご相談ください。



(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)

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