整形外科で「変形」と言われた首の痛みが解消(70代女性、患者さまの声)



こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院です。


今回は、前回に引き続き、首の痛みの解消例。レントゲンで「首の変形」と診断されていた70代女性の患者さまの声をご紹介します。(前回の記事は下のリンクからご覧いただけます)

首の痛み。マッサージと痛み止めでごまかしていました(40代女性、患者様の声)


ご友人の紹介でご来院されたTさん、お医者さんからは「骨の変形だからしかたがない」と言われていたため、最初は半ばあきらめておられるご様子でした。


もし、同じように首の症状でお悩みでしたら、ぜひ今日の記事を参考にしてください。






整形外科でレントゲンを撮って頚椎の変形と云われ右側に向く事が出来なかったのですが岡田先生に治療をしていただき5回目くらいですっかり良くなりました。




今回の補足



今回のお話で「首の変形が鍼灸、整体治療で治った」というイメージをもたれる方がおられるかも知れませんが、残念ながら鍼灸や整体で、骨の変形そのものを改善させることはできません。


では、なぜ今回のように、首の変形は変わらないのに首の痛みが解消されたかのかというと、実は「骨の変形=痛み、ではない」ということが近年の研究で明らかとなってきているのです。


首の骨の変形は医学的には「頸椎症:けいついしょう」と言いますが、下の引用はその頸椎症の研究論文のものです。


~無症状者のMRI画像を検討した報告によると,年齢とともに頸椎症性変化の頻度が上昇し,60歳以上では頸椎症性変化を85%以上にみとめ~

引用元:頸椎症の診療

※上記の無症候性とは「症状(痛みやしびれなど)が何も無い」という意味です。つまり、何も症状がない方でも、60歳以上の85%以上に何らかの首の骨の異常が見つかっているわけであり、骨の変形が痛みの原因ではない、ということが分かります。


もちろん、よほど重度の首の変形があれば話は変わっていますが、そのようなケースは私の24年の治療歴の中でも数名しかおられません。


ほとんどの場合、首のわずかなゆがみと全身のバランスを整えることで、首の痛みは解消していっていますので、


なかなか首の痛みが楽にならない、ということであれば、ぜひ鍼灸、整体治療をおすすめいたします。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)

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