腰椎椎間板症の腰痛。自分でできる2つの解消ストレッチ




こんにちは。

神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。



前回のブログでは、



デスクワークで長引く腰痛にお悩みの方に向けて、それはもしかしたら「腰椎椎間板症:ようついついかんばんしょう」かもしれませんよ?



というお話をしました。(まだご覧になっていない方は下のリンクからどうぞ)


https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=4583



そして今回は、腰椎椎間板症と診断された方、その中でも



腰痛のピークはすぎて日常生活や仕事も何とかこなせているけど、そこからなかなか楽にならない…



という方に向けて、効果的な



お尻と太もも裏

のストレッチ



を、動画を交えてご紹介していきます。



ぜひ最後までご覧いただき、役立ててもらえると幸いです。


なぜ、腰痛椎間板症にお尻と太もも裏?

※写真はイメージです



まずは結論から。



なぜ、腰椎椎間板症に対してお尻と太もも裏のストレッチをするのか?



それは、この2ヶ所が硬くなってしまうと、椎間板に負担がかかりやすくなってしまうからです。



下の写真をご覧ください。





これは骨盤や股関節、腰の背骨を斜め前から見ているものですが、



このように本来であれば、骨盤はやや前傾し、腰の背骨の部分はお腹がわに向かって、ゆるやかにカーブしています。



そして、このカーブが維持されていると、体重の圧力をバネのように分散することができ、椎間板への負担はかかりにくくなります。



ところが、



骨盤にくっついているお尻と太もも裏の筋肉が硬くなってしまうと、本来やや前傾しているはずの骨盤を後ろに傾けてしまいます。



そうなると、その上にのっている腰の背骨のカーブが少なくなり、まっすぐに近い形になります。



この状態は「フラット・バック」と呼ばれていて、腰の椎間板に負担がかかりやすいポジションなのです。



また、太もも裏(ハムストリング)が硬いことを「タイト・ハム」といいますが、



太もも裏が硬いと前かがみをしようとした時に、骨盤が前に傾きにくくなり、腰の背骨の部分ばかりが前に曲がらないといけなくなるのです。





したがって、



そういう状況にならないよう、お尻と太もも裏をストレッチして、背骨の理想的なカーブの維持、つまり椎間板に負担のかからない状態を手に入れましょう。



というのが、今回のストレッチの主旨なのです。


腰椎椎間板症でリスク増「フラット・バック」のチェック方法




では、あなたもフラット・バックになっているかどうか?



それには2つの判断基準があります。



まず、一つ目は、今回のストレッチで筋肉の硬さを強く感じるようでしたら、フラット・バックの可能性が高い、ということ。



二つ目は、立った状態で、壁にかかと~お尻・頭をぴったりくっつけてもらい、腰(へその裏くらいの高さ)と壁の間に手を入れてチェックする方法。



本来であれば、腰の部分は少し前にカーブしているので、手のひらが全部スッと入るようになりますが、



フラット・バックになっている場合は、壁と腰の間がせまくなっていますので、手が入りにくくなってしまうのです。


腰椎椎間板症への効果的な2つのストレッチ



それでは、具体的なストレッチの方法は下の動画でご覧ください。



・今回のケアの注意点 4分57秒あたりから

・ストレッチの方法 5分50秒あたりから



※必ず注意点を見てからストレッチをしてください。






いかがでしたでしょうか?



今回のストレッチが、あなたのお悩み解消に少しでも役立てばうれしく思います。



また、次回からも腰椎椎間板症に対する他のケアをご紹介していきますので、ぜひ、そちらも合わせてご覧ください。



それでは、本日も最後までご覧いただき誠にありがとうございました。





(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)