スマホ肘を治す方法②セルフマッサージと肩甲骨のケア
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
それではさっそくですが、前回に引き続き「スマホ肘」シリーズその②のお話をお届けしていきます。(前回の記事をまだ読んでいないかたは、下のリンクからご覧ください)
https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=3010
今回はスマホ肘に効果的な「腕のマッサージ」と「肩甲骨のストレッチ」を動画でご紹介していきます。
スマホ肘の原因=「原因筋」とは?
ここからは少しだけ解剖学のお勉強になります。
たまにTVやCMで「○○風邪や○○病の「原因菌」はコレ!」みたいなやつやっていますよね?
スマホ肘にも原因菌ならぬ「原因筋」があります。
前回の記事でスマホ肘は
・肘の外側が痛むもの=「外側上顆炎」
・肘の内側が痛むもの=「内側上顆炎」
この2種類があるとお話し、
指から肘までの筋肉がくっついている場所の炎症であるとご説明しました。
今回はそれぞれの状態をもう少しくわしく解説していきます。
※もちろん筋肉の場所をこまかく理解する必要はまったくありません。せっかくなので筋肉のお話をしていきますが、そんな筋肉があるんだなとイメージしてもらうだけでOKです。
■ 外側上顆炎の原因筋
外側上顆炎は 主に「短橈側手根伸筋:とうそくしゅこんしんきん」という筋肉が原因筋です。
しかしそれ以外にも「長橈側手根伸筋:ちょうとうそくしゅこんしんきん」「腕橈骨筋:わんとうこつきん」という筋肉がかかわることもあります。
これらはすべて手首を「反らす」作用のある筋肉です。
■ 内側上顆炎の原因筋
内側上顆炎の場合は「橈側手根屈筋:とうそくしゅこんくっきん」「尺側手根屈筋:しゃくそくしゅこんくっきん」「浅指屈筋:せんしくっきん」などが主な原因筋です。
こちらはすべて手首を「曲げる」作用のある筋肉です。
こういった筋肉の柔軟性が落ちることで、それがくっついている肘へのストレスとなるわけです。
上の画像と下の動画をヒントに「あ。ここ硬い。効くな~」というポイントを探っていきましょう。
スマホ肘のセルフ・マッサージと肩甲骨のストレッチ
では、さっそく今回のセルフケアですが、
要は上にあげた筋肉をマッサ―ジでゆるめてあげるということ。そしていつもお話しているように、痛みの原因は痛む場所「以外」にもあります。
ですので、
・前腕部の外側と内側のマッサージのしかた
・肩甲骨のストレッチの方法
を今から動画でご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
まとめ
・スマホ肘の原因になる「原因筋」
・マッサージは痛気持ちよいくらいで動かしながら
・肩甲骨も合わせてケアしましょう
いかがでしたでしょうか?
根気よく続けていれば、きっと「あ。私の場合ココが硬くなってるわ」というポイントが見つかり、スマホ肘の痛みの回復をぐんぐん早めてくれます。
前回の内容もふまえた上で、痛気持ちいくらいでマッサージしていきましょう。
次回の「スマホ肘」シリーズその③もぜひご覧くださいね。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)