反り腰解消その②反り腰なのに足のストレッチ?




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。




それではさっそく前回に引き続き「反り腰解消その2」をお届けしていきます。(パート1の反り腰チェッやストレッチをまだご覧になっていないかたは下のリンクからどうぞ)


立ちっぱなし腰痛の原因は反り腰?30代女性のお話 | (公式)okada鍼灸整骨院ー神戸市垂水区で整体、鍼灸、腰痛、肩こり、坐骨神経痛なら (okada-hari-seikotsu43.com)




さて、タイトルにもあるように、実は反り腰の原因は「腰まわりだけ」にあるとは限りません。


ここで全ての原因を書くととんでもない長文になってしまいますので、今日はその中でもよく見られるものをご紹介していきます。


足首も?反り腰の意外な原因



そうです。実は足首の硬さが反り腰の原因になることがあるのです。



「硬さ」と言っても色々な種類があるのですが、ここで言う足首の硬さとは「足指のつま先や足の甲を上にあげる時の足首の動きが硬い」ことを指しています。(医学的には足首の背屈制限:はいくつせいげん)




これにはふくらはぎの筋肉やアキレス腱の硬さ、または足首のゆがみが関係していますが、その原因は「ハイヒールをよく履いていた」「過去のケガ、捻挫の影響」「もともとの体質」など色々あります。


あなたの足首は背屈できてる?簡単なチェック法



方法はいたって簡単



両方の足裏全体を地面に着けたまましゃがむ、いわゆる「ヤンキー座り」ができるかどうか?たったのこれだけです。




足首に背屈制限があると踵が浮いてしまったり、この体勢を維持できずに後ろに倒れてしまいます。(ただ、例外としてひざや股関節が硬くてしゃがめない場合もあります)


なんで足首と反り腰が関係あるの?



下のイラストをもとに説明します。


足首が背屈しにくい状態で立った姿勢になると、足首の上のスネの骨(下腿部)が相対的に後ろに倒れ、ひざが伸びきる(過伸展と言います)ような状態になります。


そして、そのバランスを補うように股関節や骨盤の位置が前方にズレてしまい、下腹部が前に出るタイプの「反り腰」になってしまうという訳です。




このブログで私がいつもお伝えしているように「身体を全体的に観察することが大切」というのは、こういったケースが少なくないからなのです。


1日たった5分。簡単にできるストレッチ



「関節のゆがみ」が原因のものはご自分で対処するのが難しいと思いますので、ふくらはぎの筋肉~アキレス腱のストレッチをご紹介します。



ふくらはぎの指圧ストレッチ


下のイラストの赤点の部分を目安に上から下へ1か所15秒ほどゆっくり指圧していきます。






ふくらはぎ~アキレス腱のストレッチ


市販の「ストレッチボード」(3000~5000円位が相場)を使っても良いですし、タオルケットを巻いてその上に足裏の前半分を乗せて立つのも効果があります。


※左のストレッチボードの画像はamazonから引用


時間は3分。歯磨き中やTVを見ながらでもストレッチできます。


注:ストレッチ中は膝を伸ばし切らずにほんの少しだけ曲げといてください。 




今日のストレッチはこの2種類、



とても簡単ですし2つ目のストレッチは「ながら」でできるので実質時間はほとんどかかりません。


もちろん、体質によってはふくらはぎ~アキレス腱が柔らかくなるまでかなりの期間が必要です。


ですが、ほんの少し柔らかくなるだけでも体感的には「立っているのが楽になった」と喜ばれる患者さんが沢山おられます。


また、この部分は「第二の心臓」と呼ばれ血行促進に大切な場所なのでやっといて損はありません。


足首の硬さがあるならぜひぜひ取り組んでみてください。




いかがでしたでしょうか?



もしあなたが反り腰でお悩みでしたら今回のシリーズをどんどんご活用ください。



ただ、ずっと続けているのに立つのも腰の違和感もなかなか楽にならない、という場合は足首の「関節」のゆがみやそれ以外の問題がひそんでいるかも知れません。


そんな時は当院でその隠れた原因を一つひとつ見つけ出して解決いたしますので、


もしあなたが反り腰でお悩みでしたらいつでもご相談ください。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)