反り腰解消その①反り腰チェックとストレッチ

反り腰を気にしている女性のイメージ画像。反り腰シリーズ①の表紙画像


こんにちは。今日も皆さまへ健康お役たち情報をお届けいたします。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。



さて、前回のブログ「立ちっぱなし腰痛の原因は反り腰?30代女性のお話」の最後でお話していたように、


今回と次回は「反り腰」について2回シリーズでお伝えしていきます。(前回の記事をまだご覧になっていないかたは下のリンクからどうぞ)


https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=3619




反り腰、パート①の今日は


・自分でできる反り腰チェック

・反り腰を解消する腰まわりのストレッチ


をご紹介していきます。



毎日の診察の中で、反り腰についてご質問があるのは女性の患者さんがほとんどだと思います。


腰痛のあるなしに関わらず、いつまでも若々しくキレイでいたいのなら、姿勢で気になるところは解消しておきたいですよね。



もしあなたが自分の反り腰を気にしていたり、あるいは「反り腰かどうかは分かんないけど、そうじゃないかなと思っていた」ということであれば、


ぜひ今回のシリーズを最後までご覧いただき、反り腰の解消へお役立てください。


そもそも反り腰とは?



まずは反り腰についておさらい。前回の記事でもう読んだというかたはここはとばしてもらって結構です。


反り腰とは:人間の背骨を横から見て、顔が向いている方が前、背中が後ろだとします。そうすると首は前に、背中は後ろに、腰はまた前に、というように背骨は本来S字状に曲がっています。その腰の部分の前に湾曲している角度が強く曲がってしまっている、それが「反り腰」です。


あなたは反り腰?自分でできる簡単チェック法



床に仰向けにまっすぐ寝るか、立って壁に後頭部・背中・お尻・踵をぴったりつけます。

この状態で床(壁)と腰の間に手を入れてみましょう。

その空間がちょうど手の平一枚分の厚みならほぼ正常です。

もし、手の拳が入ったり手の平二枚分が入るなどの場合は「反り腰」の可能性が高いです。


反り腰を自分でチェックする時の手の厚みの写真。左側は手に平一枚分、右側は拳の厚みで、反り腰をチェックする時の補足イメージ

せっかくなので、反り腰をもう少しお勉強



私たちのような整体治療やリハビリテージョンなどの理学療法の分野では、反り腰の状態は「下位交差症候群:かいこうさしょうこうぐん」あるいは「クロス・シンドローム」とも呼ばれます。



「なんじゃそれ?」と思われるかたがおられるかもですが、これは簡単に言うと腰からお尻にかけての前側と後ろ側の筋肉のバランスのことを表しています。


下のイラストで分かるように「硬くなっている筋肉」と「弱くなっている筋肉」の位置関係がちょうど「交差」している状態のことです。(ちなみに下位があるってことは上位交差症候群というのもあるのですがそれはまた別の機会に)


反り腰の交差症候群の説明イラスト。反り腰ではどんな筋肉のバランスになっているのかを説明するイラスト



厳密に言えば、姿勢には個人差がありますので「反り腰が絶対にいけない」という訳ではありません。


ですが、反りの程度が強い場合や反りにともなって腰の違和感や疲労感があるという場合は、何かのきっかけで腰痛がでてくる可能性もあるので対処しておくべきです。


たったの3分。自宅で反り腰解消ストレッチ



先ほどの下位交差症候群の画像にあったように、


「硬くなっている部分」=腸腰筋+脊柱起立筋(腰部)


をストレッチして反り腰を改善しましょう。



下の写真を参考にしてもらい、深呼吸してリラックスしながら腸腰筋は左右を約30秒ずつ2回。起立筋は1分ほど伸ばしてください。


反り腰解消ストレッチ①腸腰筋のストレッチを説明している写真。

反り腰解消ストレッチ②。脊柱起立筋のストレッチを説明している写真

いつもお伝えしていますが、ストレッチは気持ち良いくらいでする方が効果があります。




いかがでしたでしょうか?




今回ご紹介したストレッチは代表的でシンプルなものです。


時間もたったの3分ほどですみますので、ぜひお風呂上がりにでも取り組んでみてください。



ただ、じっさいは反り腰の原因は人によって違います。


もし、しばらく続けても効果が感じられない場合は次回の方法も試していただくか、近道をしたいのなら信頼できる治療家の先生に一度観てもらうことをおすすめいたします。


もちろん当院でもしっかりサポートさせていただきます。


お悩みであればいつでもご相談ください。




次回のブログは「反り腰についてパート②」、実は反り腰の原因は腰まわり以外にもあります、というお話をしていきます。



ぜひ、そちらも合わせてご覧ください。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)