子供さんへのストレス・ケア。自宅でできる簡単な方法
先日は三男の卒園式でした。
卒業アルバムを見ながら年小さんの頃の彼を懐かしんでいると「ぼく、もうにいにだからね!」と横で仁王立ちする三男。
まだまだ可愛いぼくちゃんです 笑
こんにちは。本日も当院のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
季節は春まっただ中。
冒頭でお話したとおりウチの三男はこの春新一年生となります。
ただ、こんな何かの節目の時は
「先生…実はうちの〇〇番目の子。ちょっと内向的だから心配で…」
「ナイーブと言うか神経質というか、どんな風に接すれば良いのか正直分からないの…」
そういった子供さんに関するご相談をしばしばいただきます。
子育てで何が正解かなんて難しいですよね。
私にも3人の息子がおり、子供たちの性格は面白いくらいバラバラ。
たまには叱ったあとはその伝え方が本当に良かったのか確信がもてない時があります。
また、私事ですがウチの三男は軽い知的障害をもっています。
現在はサポート体制がとても整っており、ひとより遅いながらも彼なりに少しずつ成長しています。ただ、それでも親として不安がまったくないかと言えば嘘になります。
親だって日々成長途中、我が子が愛しいからこそ、色々な迷いや不安は少しぐらいあって当然なのではないでしょうか。
ですがその一方で、親子の絆を間違いなく高める、深くする方法というものもじっさいに存在します。
それが、スキンシップ
この度は小さなお子さんのストレスケアにとても大切な「スキンシップ」のお話と、ストレスがたまったお子さんへリラックス効果のあるツボを動画でご紹介していきます。
春からの新生活、ストレスは何も大人に限ったことではありません。
クラス替えや新一年生、環境が変わることは子供にとって十分ストレスになりえます。昨年からのコロナ騒動を考えればなおのことですよね。
もちろんストレスがすべてが悪いというわけではなく、「あれを乗り越えたからこそ今がある」きっと、あなたにもそういった経験が大なり小なりあると思います。
でも、もし仮にその途中で挫折していたとしたら、あきらめてしまっていたら…
あなたは今の「自信」を手に入れることができたでしょうか?
問題は正にそこです。
お子さんがそういったことにならないよう、今日お話するケアを続ければ・お子さんがうまくストレスを発散し・ストレスをため込まないようになることを手助けできるのです。
「あら?この子いつもと様子が違う…?」
もし、そんな事がありましたら、今日のケアはとても簡単なので、少しでもお子さんとのスキンシップの時間を作ってあげてください。
皮ふは第三の脳?スキンシップの大切さ
子供との絆にはスキンシップが大切、それは皆さん何となくご存知だと思います。
しかしその効果は一般のかたが想像しているよりもはるかに高く、「スキンシップの不思議な力」が最新の研究で分かってきています。
まず皮ふについて。
皮ふの面積は成人でたたみ一枚分ほどもあり、重さは体重の約15%もあります。
そして、人間が母親のおなかの中で育つ時に「脳」と「皮ふ」は実は同じルーツから生まれてきます。
つまり、思考や感情をつかさどる脳と「直結」しているのです。
あなたも何か恐い映画を見た時や、おどろいた時に鳥肌が立ったことが一度くらいはありますよね?脳(感情)と皮ふはそれだけ深いつながりをもっています。
これが現在、皮ふが「第三の脳」と呼ばれている理由です。(ちなみに第二の脳は腸です)
幸せホルモン「オキシトシン」
さてそんな感情と関りをもつ皮ふへのスキンシップで、お子さんには一体どんな変化があらわれるのでしょうか?
現在この分野で急速に注目されつつあるのがオキシトシンという別名「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれる物質です。
親子でスキンシップ、例えばぎゅっと抱いてあげたり優しく抱っこをしてあげているとお子さんの脳内からこのオキシトシンが分泌されます。(生後1年半くらいまでが最も分泌されやすい)
オキシトシンは以前は出産や授乳など主に女性、母体に関係するホルモンとして知られていました。
しかし、最近では男性にも少なからず存在し、またそれ以外にもさまざまな働きがあることが分かってきたのです。
その中でも特に大きな役割が小さいお子さんの発達への作用、オキシトシンは子供の心や体の発達にとてもとても大切なホルモンなのです。
研究の成果ではオキシトシンはお子さんの癒しやリラックス効果だけでなく
・学習能力(記憶力)の向上
・ストレスへの耐性が高くなる
・社会性の向上
など、親としては願ってもない素晴らしい効果があることが解明されています。
そしてさらに嬉しいことに、スキンシップでオキシトシンが分泌されるのはお子さんだけでなく親側にも分泌されます。
つまり親側にもお得?な癒し効果があるのです。
先ほど生後1歳半までがオキシトシン分泌がピークだとお話しましたが、じっさいは小学校低学年くらいまでスキンシップを積極的に行った方が良いとされています。
さらに東洋医学的な+アルファ
さて、ここから先は動画になりますが、スキンシップの重要性は実は大昔前から東洋医学の中で認識されていました。
代表的なものが「小児はり」。
刺さない鍼でお子さんの皮ふへ優しく刺激することで、さまざまな子供の不調を改善するすぐれた治療法です。
そもそも鍼灸術は「体表医学」として皮ふへの観察や施術の研究には長い長い経緯があります。皮ふについてず~っと研究してきたわけなのです。
そこで今回お伝えするのが、お子さんのストレス・ケアに効果的で有名な「身注:しんちゅう」というツボです。
それでは動画をぜひ最後までご覧ください。
※動画は過去にアップしたものです。
お子さんへのストレスケア。簡単な「ツボ」スキン・タッチ 神戸市垂水区 okada鍼灸整骨院
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)