春の不調に効く食材。春の薬膳レシピ3選



完璧に私ごとなのですが、実は先週からダイエットをはじめています。

自粛、自粛でどうしても運動不足、好きなように食べていたので7キロも太ってしまいました 笑 


せっかくなので目標はマイナス10キロ、コツコツ頑張ります(^^)




こんにちは。本日も当院のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。


神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。



さて、冒頭のダイエットに少しかかわりがあるのですが、この度は春の疲れをリフレッシュする3つの薬膳レシピをご紹介したいと思います。



4月に入ったものの、まだまだ日によって寒暖の差は激しく…


「うぅ~…よく寝たはずなのに体が重だるい~」

「すごいシンドイってわけじゃないけど、何となくスッキリしないなぁ」



このように春の気候の変化から体調をくずしがちなかたが多く見うけられます。昨年からのコロナ禍もあるのでなおさらですよね。


薬膳レシピ、面白いですよ。


私も経験ありますが時には「ズバッ!」と効果がでることがあります。朝起きた時に体が軽いのなんの。


今日はそんな、いつものセルフケアとは違う趣向のお話です。


献立を考えるめんどうな時間が少しだけはぶけて、春の疲れもリフレッシュで一石二鳥!


ぜひお時間がある時に最後までご覧ください。

春の疲れの犯人は?薬膳から考える



以前のブログでも書いていることですが、東洋医学的に春は「肝臓の働きが活発になる」時期だと考えられています。つまり肝臓が疲れやすい季節なのです。


東洋医学でいう「肝」の働きは、西洋医学でいう肝臓のものととらえ方が少し違います。


「血液の貯蔵」「血液の分配」「解毒作用」これら本来の肝臓の働きのほかに、感情のコントロールまで影響するとされているのです。(イライラは肝の不調とされています)



また「肝臓の気」は上へ上へと昇っていく性質をもっていますで、肩こりや頭痛、不眠など上半身の緊張や症状につながりやすくなってしまいます。


さらに肝臓は「目」「筋肉」「爪」に関係が深いとされています。なので肝が疲れてくると…


・眼精疲労 目の下が青白い

・筋肉のつっぱりやこむら返り

・爪に細かい縦シワができる


といったトラブルにもつながってしまいます。

もちろん春の疲れには肝臓だけでなく自律神経も関係します。が、今回の趣旨と違うので割愛します。



そこでおすすめなのが下の食材


「シジミ」「カキ」「ハマグリ」などの貝類や「タコ」「イカ」類。

「たけのこ」「セロリ」「フキノトウ」「ヨモギ」「ほうれん草」「黒ゴマ」「菜の花」


またこの他にも大切なのが「酸味」、春の疲れ回復には梅干しや酢などを摂ることをおすすめします。


春の疲れを吹き飛ばせ!春の薬膳レシピ



本日ご紹介するのは先ほどの食材から「セロリ」「タコ」「ほうれん草」「たけのこ」を使ったお手軽料理です。



レシピその①「セロリと豚の炒めもの」


セロリが肝臓の働きを改善し、豚肉が春に不足がちな肝の血をおぎないます。


 材料:セロリ1本・豚70g・塩少々・酒大さじ1・豆板醤小さじ2分の1


① セロリは縦半分に切ってから5mm幅の斜め切りにします。葉はざく切りに。豚肉は細切れにして塩、酒で下味をつけます。

② フライパンに油と豆板醤を入れ加熱し、豚肉を炒めます。

③ セロリも加えて炒め合わせたらできあがりです。



レシピその②「タコとほうれん草サラダ」


 タコのタウリンが肝臓の解毒作用や肝細胞の再生を強化し、ほうれん草は血を養うことで肝臓を助けます。


材料:タコ150g・ほうれん草1束・ドレッシング (・薄口しょうゆ大さじ1・米酢大さじ1・砂糖小さじ1・えごま脂大さじ1か無ければオリーブオイル)


① タコは薄めのそぎ切りにします。ほうれん草はゆで、冷水にとり、水気をしぼって食べやすい大きさに切ります。

② タコ、ほうれん草をボールに入れ軽く塩・コショウをふります。

③ ドレッシングをよく混ぜ合わせ、タコとほうれん草にかけてなじませたら完成です。



レシピその③「ホタルイカとたけのこの炒めもの」


 ホタルイカもタウリン。そして最後の黒ゴマは肝と腎の働きを助けてくれます。


材料:ホタルイカ1パック・たけのこの水煮小1個・小松菜2分の1束・黒ゴマ大さじ1・オリーブオイル大さじ1


① たけのこをスライスにします。小松菜はざく切りで。

② フライパンにオリーブオイルを入れ、たけのこを強火でこんがりと焼き色がつくように加熱します。

③ 小松菜を加え、しんなりしてきたらホタルイカを入れます。しょうゆをかけてから火を止め、最後に黒ゴマをふりかければできあがりです。




 まとめ

・春は肝臓が疲れやすい。薬膳で肝臓の働きをおぎないましょう

・おススメ食材は貝類やイカ・タコ類。たけのこやほうれん草も

・3つの薬膳レシピで春の疲れをリフレッシュ



いかがでしたでしょうか?



「今晩のあと一品。どうしようかな~?」そんな時はぜひお試しいただき、春の疲れの解消にお役立てください。


ちなみに鍼灸治療でも胃腸のはたらきを良くしたり、春の不調改善をお手伝いできます。


お早めに体調を整えておきたいということでしたらいつでもご相談ください。



(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)