梅雨のむくみの原因と3つの解消法




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院、院長の岡田です。


今年の梅雨入りは三週間も早く宣言されましたね。


それに加えて近頃の雨はシトシトではなくゲリラ豪雨がしばしば、まるで熱帯の雨季のようなイメージです。




さて、そんな梅雨の時期に多くなる不調、それが「むくみ」です。


引用元:yogajournal.jp

この度は「梅雨のむくみ」の原因とその解消法を3つ、ご紹介していきます。



当院でも毎年のようにこの時期は患者さんからむくみについてご相談をいただきます。


さらに今年に限っては長い長い自粛生活からその数も例年より明らかに増えていると感じています。



むくみで厄介なのはそれ単体では支障がでることはあまりありませんが、放置しておくと「体がだるい」「重い」「動くのがおっくう」といった不調につながりやすくなってしまうところ。



これからますます暑くなりますよね。


厳しい夏をむかえるその前に、梅雨のむくみが気になっているなら早め早めのケアをしておきましょう。


ぜひ今日のブログを最後までご覧いただき、梅雨のむくみ解消にご活用ください。


梅雨のむくみ、だるい体の原因



東洋医学では季節によって外から体の中に入ってくる色々な刺激を「邪気:じゃき」としてとらえています。



ジメジメとする今の梅雨時期、この季節の代表的な邪気は「湿邪:しつじゃ」といって、湿気(水分)が体にたまり過ぎることで体の不調につながると考えているのです。



そうなると「むくみ」「体がだるい」「頭重感」「めまい」などの症状が起こりやすくなり、その他にも湿邪は胃腸の働きを弱めてしまうとされています。



また、梅雨の時期は気圧変動の激しさから自律神経のバランスが乱れやすい季節でもあり、その結果血のめぐりやリンパの流れが悪くなり、むくみにつながってしまうのです。



注:ここでのお話はあくまで一般的なむくみに対するものです。厳密に言えば病気からくるむくみもありますので、明らかに普通でないむくみだったり不安がある時は必ず病院へ受診しましょう。


梅雨のむくみの解消。3つのケア



梅雨のむくみ解消① 適度な運動


運動はやっぱり大切、特にテレワークで巣ごもり生活が長引いているのならぜひ取り組みましょう。


ポイントは「体を大きく伸ばす」「下半身を使う」種類の運動です。


ラジオ体操のように全身で大きく伸びるような運動は血のめぐりやリンパの流れを助けてくれます。


そして下半身を使う運動は「第2の心臓」であるふくらはぎを刺激してくれるので、ウォーキングももちろん効果的です。



梅雨のむくみ解消② お風呂でゆっくり温もる


暑い日が多くなるとついついシャワーだけになっていませんか?


お風呂でゆっくり温もれば血のめぐり、リンパの流れの促進はもちろんのこと、梅雨の気圧の変化で疲れがちな自律神経のバランス回復にもなります。


できるなら週に最低2回はゆっくり入浴する時間を確保しましょう。



梅雨のむくみ解消③ リンパ・マッサージ


むくみ解消に効果抜群のリンパ・マッサージ、下のイラストを参考にして3つの部分を優しくマッサージしましょう。



A 鎖骨の周り

手のひらで鎖骨の上の辺りを外から内へ、左右ゆっくり10回ずつなでます。




B 足の付け根(鼠径部:そけいぶ)

足の付け根の部分を太もも側からおへそに向かってこちらも左右10回ずつなでます。




C ひざの裏

左右10回ずつ、ふくらはぎ側から太ももに向かってなでます。





ポイントはどれも優しく、1回のストロークを「1、2、3」とゆっくり3秒かけて行います。


そして必ずリラックスした状態でマッサージしてください。



リンパはリラックス状態(副交感神経が優位)の方が流れやすくなりますので、入浴の後ほっとしたタイミングがおすすめです。


※順番は必ずA→B→Cの順で、それを3周すれば終了です。


梅雨のむくみ対策。最後は食べ物



先ほどのケアの効果を高めるためにも、食べ物や飲み物に気をつけましょう。



ポイントは


・塩分、糖分を控える

・温もる食材を積極的に取る


ということ。



塩分の取り過ぎはもちろんですが、体を冷やす食べ物や飲み物はむくみの原因となります。


暑くなってきてもアイスコーヒーや冷たい飲み物の取り過ぎには注意しましょう。



その他にも糖分や夏野菜も体を冷やす性質があります。


甘い物は控えめに、夏野菜を食べるなら温もるような調理方法にしてください。


要するに血のめぐり、代謝を上げれば良いのでタンパク質はしっかり取りましょう。


また、むくみ解消にはカリウムを多く含んだ食材(アボガド・バナナ・里芋・ほうれん草・かつお、など)がおすすめです。


※極端な栄養素の摂り過ぎは禁物です




いかがでしたでしょうか?



ぜひできることから取り組んでいただき、梅雨のむくみ解消に役立ててください。



また、梅雨にかぎらず夏のケアについても下のURLからご覧になれます。よければそちらの方もチェックしてみてください。


https://okada-hari-seikotsu43.com/?cat=191


そして最後に、もし近道をお探しでしたら整体・鍼灸治療は血のめぐり・リンパ・自律神経のバランスのどれにもダイレクトにアプローチできます。



むくみ解消をグンと早めることができますので、お悩みでしたらいつでもご相談ください。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)