湿気とうまく付き合う!夏を乗り切る3つの健康対策
夏の湿気への対策を3つご紹介
こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
前回、「梅雨時期の心と体のバランスを整えるためのコツ」の記事で梅雨時期の健康管理のポイントをお話ししましたが、この度は「湿気」にフォーカスしてより具体的な対処法を3つご紹介いたします。
昨年は猛暑でしたが、気象庁では今年も変わらず、あるいはそれを上回る暑さになるのではないかと予報しています。
気象庁のページです↓
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P6M
またあの暑さが来るのか、と思うとゾッとしますよね。
そんなツラい猛暑、夏を元気に乗り切れるようにするには、早めはやめに備えておくのが理想です。
ぜひ最後までごご覧いただき、役立ててもらえれば嬉しいです。
その①本格的な夏の前に運動で体力を温存
夏バテ予防の体力温存には、やはり適度な運動が必要です。
ただ、猛暑に外での運動は危険がともないますので、夜にウォーキングなどをできれば理想的ですが、人によってはその時間が取れない、という方もおられるでしょう。
そこでおすすめなのが「室内での有酸素運動」。
前回の記事でもお話ししましたが、
湿気が多いと交感神経(興奮を高める、アクセルの役割の神経)の働きが優位になり、副交感神経(リラックスさせる、ブレーキの役割の神経)が働きにくくなる。
つまり、リラックスしずらくなって疲労が取れにくい、ということです。
そして、その副交感神経は「深い呼吸をすると働きやすくなる」という特徴があるので、体を大きく伸ばしたり縮めたりする有酸素運動=ラジオ体操などが効果的になります。(もちろん、ラジオ体操以外でも同じ条件のものならOKです)
子どもの頃には楽々こなせたラジオ体操も、まじめに取り組むとそれなりの運動量で息も上がります。
普段から十分な運動をできていない、ということであれば、夏は「室内でラジオ体操」ということで、ぜひ取り組んでみてください。
その②夏の冷えによる健康リスクを減らす
夏はエアコンの冷房が必須となりますが、使い方によってはリスクがともないます。
東洋医学では、湿度が高い環境を「湿邪:しつじゃ」という表現であらわしており、体に余分な水分がたまっている状態を「水滞:すいたい」といいます。
本来、血液や代謝の循環が正常であれば、よぶんな水分は体の外に出ていってくれるのですが、血行が悪くなってしまうとうまく排出できなくなってしまいます。
つまり、女性で冷え性をお持ちの場合は特に注意が必要なのです。
ですので、
・熱中症に気をつけつつ、エアコンの温度を下げ過ぎない
・冷風が体に直接当たらないように気をつける(風向きやサーキュレーターの活用)
・ご家族の意向や職場環境などが原因で、ご自身の快適に思うエアコンの設定温度がかなわない時(寒すぎる場合)は、厚手の服装を用意しておく(特に腰~下半身)
などの工夫をして、冷えによる血行不良を予防しましょう。
その③湿気対策の食事
夏の湿気対策の食事といえば「利尿作用」。利尿作用のある食材を使ったスープのレシピを2つご紹介しますので、普段の献立のプラスαでぜひお試しください。
生姜チキンスープ
材料:鶏肉の切り身250g・ショウガ(すりおろしたもの)1かけ・にんにく(みじん切り)2かけ・玉ねぎ(みじん切り)1個・にんじん(みじん切り)1本・セロリ(みじん切り)1本・チキンスープの素、大さじ2・水4カップ・オリーブオイル大さじ2・塩はお好みで
作り方:
①フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとショウガを加えて香りが立つまで炒めます。
②鶏肉を加えて両面がきつね色になるまで焼きます。
③玉ねぎ、にんじん、セロリを加えて炒め、野菜がやわらかくなるまで調理します。
④チキンスープの素と水を加え、煮立ったら弱火にして20分間煮込みます。
⑤好みで塩を加えて味を調え、器に盛り付けて完成です。
トマトとバジルのスープ
材料:トマト4個・玉ねぎ(みじん切り)1個・にんにく(みじん切り)2かけ・バジル(みじん切り)大さじ2・チキンまたは野菜のブイヨンキューブ1個・水4カップ・オリーブオイル大さじ2・塩はお好みで
作り方:
①トマトに十字の切り込みを入れて皮をむき、ざく切りにします。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを加えて炒めます。
③トマトを加えて炒め、トマトがやわらかくなるまで調理します。
④ブイヨンキューブと水を加え、煮立ったら弱火にして10分間煮込みます。
⑤バジルを加えてさらに数分間煮込み、塩で味を調えます。
⑥器に盛り付けて完成です。
まとめ
・夏を元気に乗り切るには湿気対策が大切
・体力温存に室内での有酸素運動
・エアコンの冷え過ぎ対策も効果的
・体から湿気を抜いてくれる2つのレシピ
いかかでしたでしょうか?
猛暑が年々厳しくなってくる昨今ですが、今日のケアが少しでも役立てば嬉しいです。
また、この他の夏のケアも下のURLからご覧いただけます。良ければそちらもぜひチェックしてみてください。
https://okada-hari-seikotsu43.com/?cat=191
それでは、本日も最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)