冷え性を改善する方法②交代浴と食事



さ…寒い!寒すぎる(汗)

予報が的中して昨日から一段と冷え込みが厳しくなってきましたね。



こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。




さて、さっそくですが前回に引き続き「冷え性改善シリーズ(全3話)、今回はその②になります。

その①では冷え性改善におすすめのツボ、「三陰交」「関元」とその刺激法をご紹介しました。



※その①、その③の記事は下のタイトルをクリックしてください。



冷え性を改善する方法① おすすめのツボ


冷え性を改善する方法③トレーニングとリンパケア




そして今日は交代浴(こうたいよく)と食事のお話です。



冷え性におすすめの入浴法と体を中から温める食材についてご紹介していきますので、

ぜひ最後までご覧いただきお役立てください。



冷え性改善におすすめの入浴法



それが「交代浴:こうたいよく」です。



温冷交代浴とも呼ばれるこの入浴法は、その名の通り「水温に差がある浴槽に交互に入る」というもので、もともとは湯船ではなくサウナと水風呂をくり返す方法が元になっているようです。


ですが自宅にはサウナはもちろんないでしょうし、この方法は慣れていないかたには刺激が強すぎて負担になってしまいます。


そこでおすすめなのが「温浴4分」「冷浴1分」の交代浴。

40度前後のお風呂に肩までつかり4分。湯船から上がり、冷えが気になる場所に30度前後のシャワーを1分(30秒でも可)当てる。これを3~4回繰り返します。血管の収縮と拡張がくり返され、血管のポンプ作用(血流)を強化してくれます。

※入浴前には必ず水分補給をして、無理のない温度差からはじめてください。慣れてきたら徐々に温度差を広げていく(冷水の温度を下げる)のも良いです。ただし、持病をお持ちのかたは病院で相談してからにしましょう。


九州大学の調査では湯の温度差の刺激が体温を調節している視床下部に働きかけ、単純な温浴よりも体を温める作用に優れているということが分かっています。


ぜひお試しください。

体を温める食材、冷やす食材



さて、次が体を温めてくれる食材、食事のお話です。


ネットで調べれば下のような食材がすぐに沢山でてくると思います。

体を温める作用がある食材:生姜・ネギ・ニラ・ニンニク・ゴボウ・玉ねぎ・キムチ・鮭など 体を冷やす作用のある食材:レタス・きゅうり・なす・トマト・もやし・白糖・白米・お酢など



もちろんこれらの食材を意識しながら献立を考えるのは素晴らしい取り組みです。ですので過去当院のブログでも薬膳レシピをご紹介しています。


ですが、実はタンパク質にしろ炭水化物・脂質にしろ、そもそも何かを食べて消化吸収される際には必ず代謝による熱が産まれます。(食事誘発性熱産生)


つまり、何か持病をもっていたり極端なダイエットや偏った食事をしていなければ、バランスの良い食事を心がけるだけでも十分なのです。(調理法は火を通すものや温まるものを基準にすればOK。冬場は生もの、サラダは控えましょう。もちろん冷たい飲み物もNGです)



ここをある程度クリアしていれば、あと一つ簡単でおすすめなのが「朝一のお白湯」

朝起きたときに一杯のお白湯を飲めば、胃腸を刺激して内臓の代謝が正常に働きやすくなり、結果体の中の冷えを解消してくれるという訳です。


これ、簡単ですがとてもおすすめです。

軽い冷え性ならこれを続けただけで楽になったという患者さんを何人も知っていますので、ぜひこちらもお試しください。




まとめ 

・冷え性改善におすすめの入浴法「交代浴」

・冷水の温度はできる範囲で

・冷やす食材に気をつけバランスの良い食事を

・簡単でおすすめなのが朝のお白湯




いかがでしたでしょうか?



ぜひ前回のツボと合わせて、できることから続けてみてください。


そして次回は冷え性に効果的なトレーニングとリンパケア。

次の記事↓もぜひクリックしてご覧くださいね。


冷え性を改善する方法③トレーニングとリンパケア




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)

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