その不調、もしかしたらストレスが原因かも?




「あれ~?なんかこのところ疲れやすいなぁ」

「肩もこりやすくなってるし、頭も重いし」



それ、もしかしたらストレスが原因かも知れません。




こんにちは。神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。



ついに正式に緊急事態宣言の延長が決定しましたね。



長らくの巣ごもり生活。かれこれ1年近くも続く自粛ムードに、正直へきえきしているというかたも少なくないのではないでしょうか?



もちろん、まだまだ気を引きしめて感染症対策に取り組む必要があるのは間違いないのですが、TVやスマートフォン・SNSでは新型コロナウィルスの脅威やそれにかかわる政治家の不祥事に失言問題、それらが延々と流れ続けています。



これだけネガティブな情報にさらされてたら誰だってウンザリしてしまいますよね。



そんな、じわじわとストレスが溜まりがちな昨今ですので、過去にそれを解消するリラックス法を2つご紹介しました。(良ければ下のリンクからご覧ください)



https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=2991


https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=2201




今回は、ストレスと体の不調についてのお話を2回に分けて書いていきます。



・思い当たる原因はそれほどないのに、体の不調が気になりはじめた。

・何だか疲れやすい。これってストレスなのかな?



もしあなたがそんな風に感じているのなら、ぜひ最後までご覧いただきお役立てください。


そもそも「ストレス」の定義ってなに?




まず、ストレスを簡単に説明すると「外部からの何らかの刺激でココロや体の状態を変化させること」です。



その刺激のことをストレッサーと言い、寒さ暑さの気温や音、気圧、視覚情報、はては人間関係に社会的な圧力など、実にさまざまです。



一般的にストレスと言うと悪いもののように思われがちですが、実はそうでもなく、ある程度あった方がその人の能力が向上したり体が強くなったり、ストレスは人生を豊かにすることにも一役かっているのです。



ただ、問題となるのは「その人が対応できないレベル」のストレスにさらされた時。



そんなストレスは、急に肉親と死別したり失恋するような「急性」のものや、まさに今のコロナ禍のように長いスパンの「持続性」のものがあるのです。


ストレスと体の不調との関係




コロナ禍以降、かれこれ1年近くもネガティブな状況が続いていますので心身ともに疲れているかたは大勢おられると思います。



最新の研究では「ストレスは体のあらゆる症状の原因になりえる」という結論が出ており、



近年では厚生労働省でも企業に対して従業員のストレスチェックが義務化しつつあるくらいです。(気になるかたは「厚生省 ストレスチェック」で検索してみてください)



ココロのストレスははっきりと数値化して判断するのが難しい分野です。したがって、お体の不調が完全にストレスが原因かどうかを見極めるのは簡単ではありません。



ですが、必ずと言ってよいほどストレスが関係する不調には「自律神経のアンバランス」があらわれます。



自律神経とは体のありとあらゆる働きを調節し人の生命活動のほとんどにかかわる神経で、交感神経副交感神経の2種類からなり立っています。交感神経は主に活動時に優位となり(アクセル)、副交感神経は安静時に活発となります(ブレーキ)。



本来はこの2つの神経がバランスよく働いているのですが、ストレス下では交感神経が優位になりやすく、それが長期にわたってしまうとココロも体もリラックスしにくくなってしまうのです。



そうなると安静にすべきときに活動のスイッチが入ってしまうので当然睡眠の質は落ちてしまいます。



また、交感神経は血管を縮める作用もあるので血流不良になりやすく、その結果肩こりや腰痛の引き金にもなってしまうというわけです。





上のイメージで分かるように交感神経・副交感神経、そのどちらが異常に優位になっても不足しても問題は出てきます。大切なのは両方が正常なレベルの働きを維持しているかどうかです。




自律神経のアンバランスで出やすい不調



ストレスからの自律神経のアンバランス。それが体のどの不調につながるのかは非常に個人差があるので「○○の症状はストレスだ」と言い切るのは難しいのですが、



ただ、それでも一般的にストレスの兆候として出やすいとされている症状は下のとおりです。



【全身】疲れやすい・重だるい

【筋肉系】 肩こり・首こり・頭痛 ・その他関節の痛み

【睡眠系】寝付けない・ちゃんと寝たのに眠い

【胃腸系】食欲がない・胃の違和感・便秘・下痢

【その他】眼精疲労・めまい・動悸・息切れ など



このように非常にいろいろな症状がストレスにかかわります。



もちろん今あげた症状には何かの病気がひそんでいる可能性もゼロではないので、不安があるようでしたら一度病院へ受診しておくことも大切です。





まとめ 


・ストレスはすべて悪いのではなく適度であればむしろ必要なものもある

・ストレスと不調、そのカギは自律神経のバランス

・自律神経にかかわる不調は多種多様。不安があるなら病院への受診も




いかがでしたでしょうか?



実は皆さんが思っているよりストレスと体の不調にはとても密接な関係があるのです。



ココロも体も疲れをほっておくとロクなことはありません。



思い当たる節があるのなら早めはやめに対処をしていきましょう。



次回は、ご自身でストレスをため込まないようにする工夫、ストレス耐性をつけるポイントをいくつかご紹介していきます。



ぜひパート②もご覧ください。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)