ギックリ腰を繰り返すのはなぜ?その原因や予防、治療について




こんにちは。神戸市垂水区、okada鍼灸整骨院の岡田です。



今回は「繰り返すギックリ腰」について、その原因やギックリ腰は癖になるのか、というお話をお届けしていきます。



今これを書いているのが1月。寒い時期はギックリ腰で来院される患者さんが急増します。



そして、その中には「年に数回はギックリ腰になってしまう」という方もおられるのですが、



そういった患者さんからは初診時のさい、


・なぜ、何度もギックリ腰を繰り返すのか?

・ギックリ腰が癖になってしまっているのか?


というご質問を度々いただきます。



もしあなたも同じような疑問、不安がありましたら、ぜひ最後までご覧いただき、少しでも不安を解消してもらえればと思います。


ギックリ腰を繰り返す、その原因とは?



なぜ、ギックリ腰を繰り返すのか?



その原因は厳密に言えばたくさんありますが、私が20年以上治療をしてきた経験から、2つの代表的な原因があると考えています。



一つ目がやはり「運動不足」、そして二つ目は「ギックリ腰になりやすい体のアンバランス」です。



月並みなことではありますが、やはり運動と腰痛は切っても切れない関係があります。



運動が不足しているとギックリ腰になりやすくなるのは事実ですし、じっさいジム通いを始めてから腰の調子が良くなった、という患者さんはたくさんおられます。



ですので、あなたが運動不足に思い当たるなら、簡単なウォーキングや体操だけでも良いのである程度の運動は取り組むべきでしょう。



ただ、



じゃあ運動なら何でも良いのか、というとそうではなく、これは二つ目の原因にかかわってきます。



次に「ギックリ腰にになりやすい体のアンバランス」とは何なのか?



それは簡単に言えば腰に負担が集中しているバランスのことです。



いつも当ブログでお話していることですが、



ヒトの体は、実は全体がつながっており、それぞれが協力し合いながら日常の動作を生みだしています。



例えば、ヒトの体の動きをお仕事に置きかえてみます。



その仕事場は、AさんBさんCさんの3人で共同で働いている会社です。



それぞれがちゃんと1人分の作業をしていれば何の問題もありませんが、仮にAさんとCさんがサボってしまったらどうなるでしょう?



仕事をうまく回すにはBさんがたくさん働かなくてはいけなくなり、無理がたたってBさんが倒れてしまうことも考えられます。



もちろん、Bさんはしばらく休めばまた復帰ができるでしょう。ですが、解決すべきは問題はAさんCさん側にあり、Bさんは何ら悪くないわけです。



つまり、ヒトの体も同じで、



腰痛だから「腰だけに」問題があるわけではなく、他の部分の硬さ(背中や股関節など)が腰へ負担をかけてしまっていることが意外にも多いのです。



ギックリ腰はよほどひどくても1カ月もあれば治っていきます。



ですが、今お話したような体のアンバランスを放置していれば、また腰への負担が蓄積してギックリ腰の再発のリスクが高まってしまう、というわけです。


ギックリ腰を繰り返すなら。予防と治療について



以上のように、



繰り返すギックリ腰を予防したいなら運動不足の解消、その運動もあなたの体のバランスに合ったものであればなお良いです。



※体全体のアンバランスを正す意味では、とりあえず体全体を使う、ゆるめる類の運動やストレッチであれば一定の予防効果はあると思います。



ただし、腰に負担をかけている場所は人によって千差万別です。



ある人は股関節だったり、背中だったり、あるいはその両方であることもあり、それは体の個性や生活環境などで左右されます。



そして、体全体からあなたの腰痛の原因を探す、その観点や方法は整体や東洋医学の得意な分野です。



繰り返すギックリ腰、その不安から解消される近道をお探しなら、セルフ・ケア以外にも治療を受けてみることをおすすめします。







いいかがでしたでしょうか?



今回はギックリ腰について、理屈っぽい話が長くなってしまいましたが、



他にもギックリ腰になってしまった時の具体的なケアを色々とご紹介しています。よければそちらも下のタイトルからご覧ください。


あなたの症状はどれ?「ぎっくり腰チェック」


ぎっくり腰の対処法①いつまで安静にすれば良いの?


ぎっくり腰の対処法②冷やすの?温めるの?




また、ギックリ腰の予防を目的とした治療については、お近くで信頼できる先生がおられるならそちらにご連絡されるのもよいですし、当院でも対応可能です。



繰り返すギックリ腰でお困りでしたら、いつでもご相談ください。



それでは、本日も最後までご覧いただき誠にありがとうございました。




(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)

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