冬に悪化する肩こりを解消する方法 パート3
今日は連休最終日ですね。
皆さまゆっくり過ごせていますでしょうか?
こんにちは。
神戸市垂水区のokada鍼灸整骨院の岡田です。
それではさっそくですが「冬に悪化する肩こりを解消する方法」、全3回シリーズの今日はパート3になります。パート1と2をまだ読んでいないかたは下記からご覧ください。
https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=2644
https://okada-hari-seikotsu43.com/?p=2657
「寒くなると肩こりを感じることが多くなってくる」
「忙しいのに肩こりがひどいから作業がはかどらない」
そんな冬の肩こり解消法を、パート1ではストレッチ、パート2では冷え対策についてお話してきました。
そして今日は「疲労回復編」。実は、冬はストレスがたまりやすい時期なのです。
なぜ?冬にストレスがたまりやすい理由
肩こりもだけど、寒くなってきたら何となく疲れやすい気がする。
あなたがそう感じているなら、それにはちゃんと理由があります。
ココロに深く関わる「セロトニン」
ひとの体には色々な作用をもつホルモンや物質が流れており、「幸せホルモン」と呼ばれる心の安定に不可欠なものがあります。
その代表格がセロトニン。
※細かいことを言えば、ホルモンではなく神経伝達物質です。
実はこのセロトニン、日照時間が短い冬になると量が減りやすくなってしまうことが分かっています。
2000年、オーストラリアで健常者101人に行われた研究では脳内のセロトニンと日照時間の関係性が改めて確認されています。
また、セロトニンはメラトニンという良質の睡眠に必要なホルモンに関わってきます。
つまり、疲労回復には欠かせない物質なのです。
ですから、理想的には午前中に日の光を浴びて適度に運動できれば一番良いです。コロナ禍で運動不足、そろそろトレーニングを再開したいというかたにはもってこいの話でしょう。
ですが、お子さんやご主人を送り出したり、忙しい午前中にそんな時間は取れないというかたも多いはずです。
そこで、夜の過ごし方、疲労回復を早める「お風呂の入り方」をご紹介します。
疲れを取るお風呂の入り方
実は、お風呂の入り方次第でその効果は違っていきます。
おすすめはぬるめのお湯でゆっくり温まる入浴法。体をリラックスさせる副交感神経の働きが活発となり、疲労回復に役立ちます。
お湯の温度は基礎体温の+2~3℃と言われますが、例えば冬場に38℃のお湯は正直寒いです。ご自分がリラックスできてゆっくり入っておける温度にしましょう。入浴前に洗い場に熱いシャワーをかけて風呂場全体を湯気で温めておくのも良いです。
就寝前の1時間くらい前に温もって、寝る前のスマホ・パソコンはできるだけ控えましょう。(光刺激で入眠の質が落ちてしまいます)
ちなみに熱い短時間のお風呂は覚醒作用、つまりシャキッとしたい時におすすめです。
まとめ
・実は冬はストレスが溜まりやすい季節
・ココロの安定と疲労回復に大切なセロトニン
・理想的は日の光を浴びて適度な運動を
・ぬるいお風呂は疲労回復に効果的
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、今日までの3つのシリーズを肩こり解消に役立ててください。
ただ、いつもお伝えしていることですが、
どんな症状でも「ご自宅のケアだけではなかなか楽にならない」というかたは一定数おられます。
肩こりは一見ありふれた症状ですが、その原因はひとによって千差万別。「もうこの肩こりは治らないと思っていた」という重症の肩こり患者さんも当院にはよく来院されます。
ですが、そんな長引く肩こりも、体全体のアンバランスや緊張した神経にアプローチすることでちゃんと楽になっていきます。
もし、あなたがひどい肩こりでお悩みでしたらいつでもご相談ください。
(監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 岡田英士)